勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

地元の盛り上がりを呼ぶ喜び: 一期一会の軌跡

放送後1週間が過ぎ、フィーバーは越えたものの亀成園にとっても大事な記録であった「人生の楽園」放送回のテキストをこちらにも残しておきます。番組HP上にいつまでも残してもらえるとも限らないので、ありがたく自分で記録しておきます。多分もっと大事なのは映像なのですが、とりあえずテキストだけでもね。

一期一会のために積み重ねているものがある

 

【以下テレビ朝日のHPよりテキストをコピペ】

舞台は三重県松阪市。会社員生活から、厳しい自然と向き合う農家に転身した成岡篤史さん(43歳)と妻の真清さん(41歳)が主人公です。
京都府生まれの篤史さんと大阪府生まれの真清さんの出会いは京都大学のサイクリング部。大学卒業後、篤史さんは世界中に工場を持つ、スポーツ用品の部品メーカーに就職しました。入社1年後には中国に赴任し、それを機に2人は結婚。篤史さんは海外で子育てをする中で「将来は家族一緒に日本で田舎暮らしがしたい」と考えるようになります。そんな篤史さんの思いに真清さんも共感。背中を押された篤史さんは日本に帰国後、自然豊かな三重県松阪市の空き家に一目ぼれし購入します。力を合わせ自宅などを改装し2016年、農家としてスタートをきります。念願だった農業以外にも「自然の中で子育てをしたい」と夫婦でやりたいことを次々と形にしていきました。
農家として第二の人生を歩み始めた篤史さんと真清さんは、大変なことや不便を乗り越えてこそ楽しみも増えると言います。思い切って飛び込んだ移住先で、自然と向き合う田舎暮らしを満喫する一家6人を紹介します。

 

篤志さんと真清さんは4人の子供たちと一緒に毎年、手で稲を刈ります。4人の子供はこの田んぼのお米で育ちました。長女の加寿子さん15歳と、次女の芙仁子さん13歳は共に中学生。そして、稲刈り大好きな長男の宗光くん11歳と、末っ子の玉海さん8歳です。5年前から毎年稲刈りしているので、6人で手際よく作業することができます。米一粒の大切さが身に染みている素敵な家族です。

 

ご夫婦が経営している『亀成園』は、お風呂はシャワーのみで、テレビもエアコンもなく、食事も食材を宿泊客が用意して自炊します。いわば“ほったらかし”スタイルですが、不便な田舎暮らしを敢えて体験できると宿泊者に好評です。畑でなっている野菜を自分で収穫し料理する収穫体験も人気ですが、「亀成園」の名物は朝食用に用意される生のお米と産みたての生卵を使い、宿泊客自ら作る朝食の卵かけご飯!濃厚な卵は絶品です。

 

この日、篤史さんは恩人の森武さんのところへ。移住直後に小麦を一緒にやらないか?と声をかけてくれたのが先輩農家の森さんでした。その森さんは6月に民泊を開業したばかり…篤史さんも壁塗りを手伝いました。移住先で様々な先輩に出会い、篤史さんは人や自然を受け入れて行動する大切に気付いたといいます。
一方、真清さんも新たな輪を広げ、小学校の建物を利用してつくられた住民のための小さな図書館でボランティアをしています。誰でも利用できる図書館は地域のくつろぎの場にもなっています。最近は真清さんと話をしたくて立ち寄る人もいるほど…夫婦は、すっかり松阪に馴染んでいます。

 

篤史さんは裏庭でニワトリを平飼いしています。ゲストハウスの名物となっている朝食の卵かけごはんには、とれたての有精卵を出しています。新鮮な卵を産む鶏たちは、近所の先輩コメ農家に譲ってもらった小米と呼ばれる規格外の玄米で育っています。さらに、貴重な烏骨鶏の卵を「真珠卵」と名付け販売もしています。2種類の卵は『道の駅・飯高駅』でも購入でき、平飼い卵は6個480円、烏骨鶏の真珠卵は6個1100円です。2、3日で売り切れてしまう人気商品です。アクシデントが当たり前…大変なことも多い田舎暮らしですが、家族のチームワークで、仲良く元気に満喫中です!

 

亀成園

成岡篤史さんと真清さんが営むゲストハウス。

自炊が基本で朝食は鮮度抜群の卵かけごはんをお楽しみください。
宿泊に含まれる体験として畑の学びや鶏との触れ合いができます。

宿泊(1棟貸し/朝食素材付き)
平日 大人1人 7,000円
土・日曜 1人大人 7,500円

定休日 不定
電話でのお問い合わせは受け付けておりません。
詳しくはHPを検索、ご確認ください。

 

【コピペここまで】

テキストだけ読むとツッコミどころもあるのですが、そんなことどうでもよくなるくらい、眩い映像でした。そのまんまだけどエッセンスをギュギュっと編集してもらっており、私たちを知る人みなが楽しんで深々と満足してくれていることが本当に嬉しくて有難いです。

幼馴染は「そのまんまやな」と、飯高町に来てからの知り合いは「昔の姿を知れた」と、しばらく会ってない友達は「子供ら大きくなったな」と。

そして視聴者の反響としては、年内にゲストハウスを予約してくれる人、卵を注文してくれる人、松阪市街地から烏骨鶏を見に来てくれる人などうちに直接コンタクトのある人たち以外にも、道の駅飯高駅に駆け付ける人や上野屋さんにさしみこんにゃくの注文をする人、そしてまた飯高町に居る知り合いそれぞれに県内外からあちこち連絡をする人など、数えきれないほどの動きがあったようです。

楽しい話題で町がなんだか盛り上がって、私はとても嬉しいです。

なかなかできない機会の巡り合わせがあり、よくわからないけど受入れた先の未来がこんなに明るいものだったなんて。ほんと、人生って楽しいな。