勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

飯高で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

小さなムシにご用心

不快なムシのそのままの話題です。不愉快な方は閲覧お控え下さい。ムシに悩みながらもめげずにユーモア混じりで立ち向かう我々の日常に興味のある方は是非ご覧くださいね。


というわけで、春が来たと思う前に姿を見せだしたやかましいアブにハエ、水辺のボウフラに神出鬼没なカメムシにハサミムシなどに気を取られ、細かい神経を削られている毎日です。それでもハエ叩きの腕は毎年確実にアップしているし、フィリピン暮らしで大いに悩まされた家の中のアリの行列に比べればイライラはそれほどでもありません。なんせ無数のアリが床だけでなく、白い壁を張っていく様子には、なかなか慣れて見逃すことができなかったのですから。暖かくなると出番と勘違いする羽のある茶色の彼らにもまだお目にかかっていないし、このまま夏まで穏やかに過ごしたかったところ、想定していなかった小さなムシに悩まされることになりました。


犬に付くダニは昨年もあったので、ああそろそろ市街地の獣医に行かねばと先延ばしにしておりますが、予想程増えずにマメに退治できているのでこれはそんなに脅威ではありません。


今回のお悩みはズバリ、アタマジラミだったのです。子供の髪の毛になんか白いものが付いているなぁ、何だろなぁと気にはなりながらも、珍しくとても忙しかったのでスルーしていたのがいけなかったのです。母の直感はその場で対処、が健康家族の原則で、そのために母はいつも少しだけ余裕がなければいけないのです。だけどどうしようもない時はありますね。昼間ぐったりで夜も気力がないまま子供の頭を観察してやることもできず、痒みを訴えることもなかったので、気付いた時はかなり卵の殻が増えたあとがあり、驚愕の発見でした。ちょっと汚れた白色の卵の殻がひっついて頭皮にこびりついている様子は何とも不気味で、子供への愛がぐらつきそうになります。でもそこまで気付かなかった私のミスなので、愛のゴシゴシ洗いから始めました。


アタマジラミはヒトの頭のみに生息する生き物で、成虫が直接、または衣類などを通して感染して、頭皮の血を吸いながら増殖します。毎晩ヒトが寝付いて体温が上がったら活発に吸血するらしく、かゆくて子供の寝つきが悪くなるそうですが、みんなぐっすりでしたね。個人差があるようです。成虫は寿命である一ヶ月の間毎日卵を産み、卵が孵化すればもう芋づる式に増えてしまいます。卵は髪の毛に粘着してシャンプーでも落ちないのが厄介で、治療には成虫及び幼虫を殺虫するスミスリンという薬品、またはその効果のあるシャンプーを、幼虫を全滅させるまで使用します。


かかった以上はすみやかにスミスリンを購入し、枕やシーツを洗濯、滅菌し、感染を広げないよう覚悟を決めるしかありません。孵化した後の卵の殻は落ちずに頭皮や髪に引っ付き続けるので、念入りに除去しなければいけなくて、まあそれは厄介です。


昔見たアメリカの人気ホームドラマ「デスパレードな妻たち」でアタマジラミ騒動が取り上げられていたことがありました。いつも大騒ぎのママたちですが、シラミ発見にも大騒ぎで、感染源追求に血眼になっていたのが印象的でした。感染源は誰なのよ、隔離よ、といったありがちなイジワルーな姿はドラマでは面白かってけれど、実際どうなのでしょうか。保育園に入園させたばかりの立場としては、これで村八分になったらどうしようと心配を始めればキリがないですが、正直に知らせて園の指示を仰がなければいけませんね。この小さなムシによって、人間の質が問われる事態になりましたよ。と書くと大袈裟ですが、小学生だった私が感染した時も母が何となく怖かったのを覚えているので、まあロクな症状ではありませんね。


治療を始め、週明けには告白タイムになりました。厄介で怖々でストレス激しいけれど、プールの時期じゃなくてよかったことに感謝して、春の嵐に立ち向かっていきますよ。エイエイオー!