自然養鶏学習農園である亀成園では「いいたかのおひさま卵」を産む茶色の鶏の他、「香肌の真珠卵」の名で烏骨鶏を平飼いしています。
ご宿泊者向けのにわとりふれあい体験では烏骨鶏たちのほうがおとなしいこともあり、珍しい天然記念物ということもあり、烏骨鶏は好評です。そして2種類いることで伝えられることが多くて有難い存在なのですが
卵を売ってくれという要求には応えられないことが多いです。申し訳ないのですが、応えられないのです。
なにせ烏骨鶏の産卵率は驚くほど低いのです。
そして亀成園ではなぜだかもっと産卵率は低いです。
それなのに需要は高く、「烏骨鶏の卵を買いたい」との声が尽きません。
心からありがたいのですが、コンスタントに販売出来たらいいなとこちらも思うのですが
「ない袖は振れぬ」現状で、何度もちょっと圧力かかったような問い合わせがあると、気にしすぎる私には相当なストレスがかかります。あー、もう繊細でスミマセン。
「あったら買いたいわ」くらいの心地よい方はよいのですが
「いつならありますか。行けば置いてありますか」と尋ねてくるくらいなら
別のところで買ってくれたらそれでいいよと投げ出したくなってしまいます。
なんでこんなに圧力のストレス受けてまで烏骨鶏卵を売らなければいけないのだ。
他者の健康に貢献するためになんでまたこちらが心理的圧迫を受けなきゃならんものなのかと
スミマセン、今ちょっとぐるぐるしてます。
烏骨鶏卵は確かに健康にとてもいいようです。食べたい、大事な人に食べてほしいという気持ちは素敵な欲です。
それならば、コンスタントに販売できるようもっとたくさんの羽数を飼育して、産卵率を上げるための工夫もしてがんばって出荷している養鶏家さんはいらっしゃるので、そちらを選択してくださいと切に願います。
ね、たくさんいらっしゃるでしょ、烏骨鶏をスムーズに売ってくれるところ。贈答用にって素敵ですね。
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もうこんなに何度も問い合わせられるなら、いっそのことめっちゃ値上げして、別のところから買って転売したほうが楽かもしれません。もちろんダメだけど、やらないけど、「申し訳ありません。用意できません」と圧迫されて断るストレスがきついなぁと時々疲弊します。
亀成園の烏骨鶏卵だからこそ価値を感じて買いたいと思って頂けることが本当にありがたいことはわかっているのですが、
うちの烏骨鶏卵は選択肢の一つ、くらいに思っていただけたらもっとありがたいです。
ご縁のあるお客様はめちゃくちゃ大事にしたいといつも思っておりますが、
このようにタイミングの合わない場合はどうしたらよいのでしょうね。
どんな体験もどんな感情も自分の人生の宝物なはずなので、このぐるぐるストレスからも学べるものがあるといいです。
HSPとか繊細とかで自分を縛りたくもないけれど、商売やってるんだからストレス受けてんじゃねーよ、とも当たり前につっこみますが
タイミングとか相性とか割の合わなさとかも実際ある訳です。
「ないもんはない。他をあたれ」と面の皮厚くなっていけるかな。
この先もっとあるかもしれない圧力の練習と思って、ぐぐぐと味わっております。
うん、泣き言書き連ねちゃってかっこ悪いけど、やっぱり書いたら落ち着きます。
ここからまた耐性つけていくこともできそうです。
鍛えてもらう機会をありがとうございます。転んだら起き上がればいい。