勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

グミの木に通う小学生

今週のお題「好きなグミ」お題の時期が過ぎたこともあり、ショート記事です。

 

お菓子のグミはなんでグミって呼ぶのかなんだかずっと引っかかっていたことが、グミの木にグミの実が成るのを目の当たりにして、合点がいきました。それ以来、私にとってグミはお菓子ではなく木の実となりました。

彩も豊かなグミの木に成った実

リアリティがあってこそ長く使われるネーミングになっているのだなと納得です。

と言いつつ、お菓子のグミの名前はドイツ語のゴムから来てるらしく、グミの実は無関係という話だとか。絶対グミの実からグミって付けたってほうがストーリーとしても滑らかなのに、なんだか惜しいです。

まあグミの実はもともと「えぐみ」から名前がつながっているという説もあるほど、皮が痺れるのでお菓子には結びつかないのかもしれません。中身は美味しいのですが皮が渋くて渋くて痺れます。

街育ちの私は上手に食べる技術は付きませんが、田舎で育っている我が子たちはグミの木に成る実を平気で食べることができます。

手で皮をむくと上手にできずになんかほぼなくなってしまうし、そーっと先をむいて吸い込むように食べたらいいと子供たちは目の前でやってくれるのですが、これもまたなかなか上達しません。いやぁ、子供たちのサバイバル力にも痺れちまいますね。

これくらい赤く熟れたのが食べごろです。

この実を求めて、末娘は放課後せっせと集めに出かけます。

自転車、ストライダー、インラインスケートと自分が乗れるものを駆使して、運動も兼ねてなのか坂道の挑戦もあるのか、目的地まで自力で行くのが楽しいらしく、帰るなり飛び出していきます。行く先が決まった木であることが、なんだかとても素敵です。

 

せっかく集めてくれるグミの実、以前ひと瓶だけジャムを作ったことがあるのですが、種取りが厄介だった思い出が。でもこんなに縁があるのなら、もう一度腰を上げてみましょうかね。

menamomi.net

 

グミに加えて、桑の実(マルベリー)もまた熟れ頃になってきました。野イチゴも勝手成りの枇杷も猿と先取り合戦の季節です。野遊びしなくっちゃ。