勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

三日坊主だったら覚えていられない

お題「3日坊主だった事って何?」

 

このお題、多くの方がチャレンジしていて、みなさん「三日坊主ばかり!」なことを書いておられますが、私は何故なのか、何が三日坊主だったかと思い出そうとしてもなかなかなことに気付きました。

熱中してきたことは悠に三日以上だし

未だに続いていることはもちろん覚えているし

あれ、三日坊主で終わったことなんてあったかな。絶対あるけど記憶にも残っていないほど忘却の過去なのですね。

そして一回きりで終わることは三日坊主ですらないですね。これは多分両手両足で足りないほどありますが、やはり覚えてないなぁ。うん、三日坊主を覚えていられるってけっこうすごい。

 

子供たちに目を向けていても、マイブーム的なことはけっこうしつこいです。

熱中までいかなくとも、時間を空けずに何度も楽しんでいます。

末娘が突然のRaQブームであちこちに散らばるパーツをどうしたものかと。

息子の薪割は私と同じく急に久しぶりにやって、あとが続きませんが

柿の実を取りに行くとか、気に入った本を繰り返し読むとかはめちゃくちゃ自主的に続いています。

次女もなんやかんや手を付けたことはやり遂げますね。パズル仕上がるとは思わなかったのですが、きれいに完成したのがあります。

長女の趣味はとにかく読書と音楽で、これも継続しかしてないですね。

友達に影響されて1回やってみたことなんかは多くありますが、三日坊主というよりお試しお付き合いな感じで、自分からやることは継続が基本です。

 

そうそう、彼らの父がとにかく一途な男なのです。

学生時代は自転車と登山、会社員の頃は仕事と育児、田舎に来てからは養鶏と畑

生活に直結し過ぎていてしんどくならないのかなぁ、気軽な趣味でもあればいいのになぁと何度となく思ったものですが、続くことって大事なことなのですね。

そういう意味では私は家族の中では誰よりもふわふわしているのかもしれません。

読み書きと音楽をずっと続けていますが、暮らしの中での割合はそれほど多くありません。手芸とかお菓子作りとかはもうほとんど手放しながら時々やってみてできなさ加減に愕然とします。

学びたいことは数あれど、ちっとも頭に入っていかないし、成果物もなかなかね。

それでも、飽きずに投げ出さずに続けるしかありません。

もちろん興味ないことを続けるのは人生がもったいないので、好きなことだけ。

粘り強くて一途な家風に乗っかって、今から挑戦してみたいことをあきらめずにいたいです。

 

そうそう、しつこく続けている金管演奏を地域のグループホームで披露する機会があったのですが、入居者の方々はもうほとんどのことを何も覚えていないのだとか。

自身が子供の頃と、お子さんが保育園の頃は覚えておられるようですが、それ以外はほぼさっぱり忘れていて、その日のことも3日前のことも1年前のことも何にも残らないのですって。

「今を生きる」人々に心地よい時間を過ごしてもらうためには、まだ時間軸にある身としては積み重ねの練習あるのみですが、私もまたいずれその境地に行きつくのでしょう。もう一番下の子も保育園ではないから、これからの人生何も覚えられないのかな。

そうであるなら、そうであったとしても、

自分の命の時間はいずれ真っ更になるので、何にも心配せずに好きなことを続けていきたいですね。どれだけの失敗を繰り返してもきれいに忘れられるとは、いい話です。

渾身の文章を残すことが出来て、それもさっぱり忘れることを目指して生きていこう。