勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

プレイリストは過去から未来への引っ掛け針

今週のお題「わたしのプレイリスト」

 

トランペットを吹かなくなってしばらく経ちます。

理由は単純で、毎週行われていた公民館での練習が中止になっているからです。

金管アンサンブルなので、楽器の音出口にフタはできません。

吹かずには練習ができないので、集まると吹いてしまって、

コロナウィルス感染症対策に反してしまうので、練習が中止です。

昨年度は細々と練習していたから甘く見ていたけれど、これが現実です。

 

少人数なので広い部屋の各隅に分かれれば演奏できなくもなさそうですが

自粛の流れを作ろうと頑張っているところに歯向かうほどの熱があるかといえばそれほどでもないのですね。リモートでつないで練習も可能ですが、生でもズレるのをオンラインで合わせられる自信も根性もないです。

音楽は聴くだけより演奏したい派ですが、誰が聞いてなくともストイックに練習を重ねて超人レベルになるほどでもなく

練習がなくなるとすっかり個人練習もしなくなっているという己のお粗末さが浮き彫りになりました。

わかっていたけど、ほろ苦く情けなくもありますね。

好きは好きです。吹いたり合わせたりああ疲れたってなるのも。

使命というより雑好みの一つ。

それでいいのだと思っています。

 

それでもまた機会があれば地域で演奏させてもらうこともあるかもしれないので

いつかのチャンスのためにプレイリストを挙げておきます。ここで挙げた曲くらいはいいレベルに持っていく自分との約束として。

 

少し前まで練習していたものとして

「未来へ響け」三重県国体のテーマソングです。曲が長いし音が高くて大変!

「若い広場」朝ドラひよっこで使われた曲。わりと古くなってますが、先生がやたらに好きでいつも吹いてました。

「星影のエール」2020年前期朝ドラの曲。これは金管でやると迫力あります。

「炎」鬼滅の刃映画ソング。観てないけれど、旋律吹けるから気持ちよい曲。

「ありがとう」いきものがかりの随分前の曲ですが、昨年からやたらと吹きました。やはりこういうシンプルなメッセージの曲は、浄化作用があっていいですね。

 

地域で演奏していた頃に好まれた曲たち

川の流れのように」過疎高齢化ですので、これは鉄板。でも今聞いてもきれい。

「高校三年生」同上。聞いてくれているじいちゃんたちが若く見えてきます。

瀬戸の花嫁」吹いてみるまで知らなかった曲です。トランペットの活躍はあまりなくて、ホルンやユーフォニウムトロンボーンの音が引き立って調和が楽しいです。

ハナミズキ」トランペット1番がものすごくきれい。私2番なので地味ですが、耳に残る曲です。

上を向いて歩こう」ジャズっぽく音がとれるので吹きやすい名曲。アンサンブルの息を合わせるのに苦労したけれど、ぐんと合うようになった大事な一曲です。

 

練習したけどなかなか披露の機会がなくて持ち越しているのは

見上げてごらん夜の星を坂本九さんのもう一曲。口笛だとそうとういいかんじに聞こえるのに、トランペットでは細かい音がなかなか出ません。

「栄光の架け橋」ゆずの曲ですね。ホルンなしでトランペット、トロンボーンユーフォニウムを一本ずつで頑張るとちょうどいいハーモニーになります。たまにうまくできたときはめちゃくちゃ気持ちよかった。

銀河鉄道999」ユーフォニウムなしでホルンが入ります。早いし高いしまだちっとも吹けないけれど、いつか山々に響かせてみたい憧れの曲。

「手紙」アンジェラ・アキの懐かしの曲です。15歳からかなり時が経ってしまって、もはや手紙を書く相手として過去の自分か未来の自分か迷う中年になりました。過去の自分には「人生楽しいよ」と言ってあげたいし、未来の自分には「人生まだまだ楽しいですか?」と問いたいのでまあ同じか。演奏の話としては、かけあいが面白いし低温の響きがかっこいい曲です。

 

ついでに子供達も一緒に頑張って練習して発表してきた曲として

「パプリカ」なんとなく合わせられるけど真面目にやるとリズムがめっちゃ難しい。

「花は咲く」震災復興ソング。まだ高い音ほんとに出なくて大変だった。

ドラゴンクエストマーチ」これは太鼓で参加。トランペットがかっこいい。

「紅蓮華」練習はゆっくりしていたのに本番の手拍子が早くて必死だった。

「こいぬのマーチ」音はシンプルだけどきっちり合わせるのにだいぶ練習した。

 

他にもあってどんどん思い出したら練習したくなってきました。

そうか、振り返りって前に進むため。

久々にケースを空けるところから始めてみようかな。

 

ちなみに音楽をめちゃくちゃやりたくなる名作漫画はこちらですよ。

サックスジャズという王道だけどマイナーだけど、めちゃくちゃ熱い一人の漢の物語。

 

 なにせこの作者は『岳』の人だから、熱さには定評がありますね。

 

漫画だから音は聴こえない。けれど魂が揺さぶられる。

ほんとすごい表現力だと大きなため息が出ますよ。

 

結局漫画で締めました。

 

あ、そろそろ練習を再開した時に備えて、オイルも買っておかなくちゃね。また吹きたい気持ちはとてもとても大きくなっているのですから。