勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

夢は遅れてやってくる

今日は新月

すっかり曇り空でどう存在を感じたらいいのかもわかりませんが、どうやら新月

 

新月の日は静かに願い事をまとめるといいのだと教わってから、意識して書き出すようにしております。一日ズレたり3つくらいしか書けなかったりするのですが、どこかに書いておいたものをすっかり忘れた頃に発見するのは楽しいものです。

 

自己啓発とかメンタルトレーニングをするようになってから、世の中にはけっこうシンプルな法則がいくつかあることに気付くようになりました。

自分が出したものが返ってくる「鏡の法則」とか

出来事には表裏一体でいいも悪いもないという「プラマイゼロの法則」とか。

その中で「遅れの法則」というのがあって、願い事は遅れてやってくるというものも。

どういう風に願いを発するのかはもちろんありますが、願いは結構叶うのです。ひょんなときに、忘れた頃に、後から思いがけず。

それを実感するお客様の訪問がありました。

新月は私の願いを優しく聞いていたのかな

 

ゲストハウス亀成園を開業するときに願ったことのひとつに

「世界中から自転車乗りの面白い若者が来て欲しい」というのがあります。

今までも折々そんな存在はあって、自転車乗りというだけなら初めてでもなかったのですが、先日出会った20歳の彼は、亀成園をブッキングドットコム掲載の「サスティナブルトラベルの宿」として選んでくれたのです。

prtimes.jp

よくわからないうちにブッキングドットコムさんからもらっていたサスティナブル・トラベルバッジが亀成園の宿情報についていたのを見つけての訪問という、巡り巡ってのお客様でした。

 

なんでも脱炭素に限りない興味があり、自転車を作る際に出る炭素をプラマイゼロにするには、自転車で692キロ旅すればいいという発見の元、東京から徳島まで走っているそうです。そして旅の際、なるべくゴミは出さない、地産地消を心掛けるなどマイルールを決めての個人的な挑戦なのだとか。面白い人に会ったものです。

 

ちょうど私の半分の歳です。私もその頃は自分が生きるために必死で、でもどう見ても楽しそうに自転車旅をしていました。しんどいけれどチャレンジ精神いっぱいで旅をしまくっていたあの頃、どんなことを考えていたのかな。海外一人旅で訪れた先でほっとした宿がいくつかあり、自分もそんな若者を迎えたいなとは夢のひとつ。

 

前情報が少なかったし、娘のテスト前でもあったので、「まぁまぁ兄ちゃん、母屋で肉食っていかんねー」という田舎ぬくぬく過ぎるー!のもてなしはできませんでしたが、

朝ごはんセットのご飯と卵をおまけしたり、急遽薪割り体験をしてもらったりの、追加サービスは自然とできてしまいました。

 

生憎の天気で香肌峡の清流や満点の星空を味わい尽くしてもらえなかったのは心残りですが、またおいでなぁと願いをかけることもできますね。

 

今日の新月にかける願いはこの10こ

・子供の夢を応援し続けられる人でいれますように

三重県での環境教育を支えていく人でいれますように

・人と人との面白い連鎖反応に敏感でいられますように

・時間と心の余裕を持ち続けられますように

マーケティング力が伸びまくりますように

・これぞという短歌が詠めますように

・みんなの歌の作詞ができますように

・50年後も香肌小学校が残っていますように

・13人の孫に読み聞かせができますように

・いつも家をきれいにしておけますように

 

継続さえすればいいものやら突拍子もないものやら入り混ぜて。

叶うかどうかただ楽しみで、大丈夫かななんて心配もしないくらいの、願いです。

 

ほわっと願い事を書いたあとは、また現実に戻って、出し忘れている書類を出したり、人に会ったり、畑を観察したりします。

夢は叶うって素直に信じながら、でもまあどっちでもいいや、っていい加減な感じが好きです。随分メンタルが安定してきたものです。結構頑張って整える葛藤をしてきたからね。20歳の頃の迷える魂だった自分に、安心してここまでおいで、大好きやでと伝えてあげたいです。