勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

はじめての出版と人のつながり

飯高町波瀬にある「カフェドハゼール」で

NaturalSweetsCarnivalというご機嫌イベントがあり、亀成園は卵の販売で参加してきたのですが、

#naturalsweetscarnival 検索はインスタ、FB、Twitterで。

久しぶりの出店、しかも時代がまた明るい方に変わっていく象徴的なイベントになりそうな時だったので、この機会に3つの挑戦をすることにしました。

 

・卵のパッケージデザインを一新

・リトルプレスで冊子を作って販売

・食育夫婦漫才

 

2018年6月以降一度も値上げをしていなかった亀成園の卵は、昨今の卵品薄で、既存のお客様にはお得感があっていいのですが、ちっとも平飼いのいい卵として戦略ができておらず埋もれていました。園主が毎日毎日精魂込めてお世話をしている卵を安売りのままにしておくのはどうにももったいない話です。亀成園の卵には価値がある。それを自分も信じていたいし、高めに売る挑戦もしてみたい。

ということで、結構精神力が必要でしたが、新デザインとパッケージリニューアルができました。3月半ばのタイミングで間に合わせられたのはイベントのおかげさまです。

道の駅のPOPも高級感を出してみました

画像右下が新パッケージですよ。紙パックになって高級感上がったかな。

素敵な写真を撮ってもらっておいて本当に助かりました。

それと、かねてより挑戦したかった書籍化もえいやでやってみました。

勇気ある自己宣伝文句で鼓舞してます

著作を作るにあたって利用したのは「はてなブログのリトルプレスパック」です。

www.mybooks.jp

とことん予算を抑えるなら、自分で本の形式に作り込んで、印刷だけプリントパックさんにすればよいのでしょうが、MyBooksだと本の形式に落とし込むのはあっという間です。編集作業をする時間があるなら書きたい私にはありがたいサービスでした。

 

本のボリュームはどこまでも増やせますが、すぐに原価が上がってしまうのでまずはお勧めサービスでやってみました。

▽ 「はてなブログのリトルプレスパック」詳細
https://blog.hatenablog.com/entry/littlepresspack

 
サイズ :B6(縦)
ページ数 :50P
表紙印刷 :カラー印刷/用紙:アラベール
本文印刷 :モノクロ印刷/用紙:中質紙
部数 :30部セット
製本 :中綴じ(ホッチキス綴じ)
印刷料金 :一冊500円×30部=15,000円(送料・消費税別)
送料 :750円(沖縄・離島を除く)
合計金額 :15,000円(製本)+750円(送料)+1,575円(消費税)= 17,325円
決済方法 :NP後払い/銀行振り込み(クレジット決済は使えません)
納期 :通常10営業日以内

50ページがどれほどかとやってみるとあっという間に埋まってしまい、おさめるのに苦労しましたが、とにもかくにも一冊にまとめることができました。

選んだブログ記事のタイトルを並べると

「抱卵始まってます 2018年3月」

「骨の髄まで工夫して 2018年10月」

「亀成園の卵の黄身はなぜ黄色いのか 2018年12月」

「種下ろしは祈りを込めて 2019年5月」

「楽しい夏仕事  2019年8月」

「鹿、鶏、川魚と目先を変えて  2019年8月」

「爽やかな稲刈り  2019年10月」

「弱りゆく生き物と向き合う  2020年5月」

「田んぼは宝箱 2020年7月」

「穏やかに向き合う命の話 2021年7月」

「鶏のいる暮らしはやめられない 2021年10月」

「稲の種を比べる会 2022年2月」

「児童の稲刈り体験もウンチク多く 2022年10月」

「農閑期に心の準備を 2023年1月」

以上厳選14タイトルになりました。

 

2018年3月から2023年1月までの何百もあるブログ記事をこれだけに絞り込むのはまあ骨の折れる仕事(趣味)でしたし、これがベストなのかも永遠にわかりませんが、

自給的暮らしという観点に絞ってはこれ以上ない詰め込み方ではないでしょうか。

 

30冊だけできたこの小さな本

500円で売ると残念ながら赤字になるので、1000円で売るために

食育夫婦漫才を披露しました。

 

笑ってくれて、その後本まで購入してくれたのはほとんど優しい友達なのですが、

人に応援してもらえるチャレンジができたのは誇らしいことです。

 

即完売!まではいかなかった初めての冊子。

またどこかで売る機会があるでしょうか。

お声かけてもらえばもちろん売れますが、何もなしで1000円はなかなか勇気が必要ですね。もっと当たり前に図太くなっていきたいです。

 

夫婦漫才はなかなか好評だったので、こちらも芸を磨く機会が今後もあるのかな。

芸人を目指したことは一度もないけれど、当たり前に笑いをとることができ、本を売りたい私には強力な武器なのかもしれません。

温かく見守ってくれた皆さまありがとうございます。

食の話や里山での生き物の話、子育てなどネタはずいぶんたまってきました。

これからも隙あれば書籍化を狙いながら、台本も書いていかなくちゃ。

楽しい里山暮らしはどんどん軽くご機嫌に舵取りが進んでいきます。