書き残すほどのことでもないと重々承知しているのですが
すみません、自分のためです。
心がしんどいなぁってのが溜まってきて、この原因はどうも元々の性質らしいとようやく腑に落ちることができたので、これ以上しんどくならないようにまとめておきたいのです。HSP体質というやつ。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは?敏感で生きづらさを感じる・・・うまく付き合うためのヒントを解説
最近は製薬会社さんなんかも心の健康に関する情報をまとめてくれるようになったのですね。ありがとうございます。
5人に1人が当てはまると言われるHSPなので程度の差はあれどかなりの割合です。感受性の強さや繊細なことに気付きやすい人が一定数いるからこそ回っているものも多そうですが、自覚していなければなぜか疲れすぎたり傷付き過ぎたりして自滅してしまう傾向がありそうです。もっと深刻な病気につながることも。だからこそセルフチェックができたり気を付けなければいけないことが啓蒙されたりして、守ってもらっているのですね。
私の場合は好奇心は旺盛で社交力は高いのに、めちゃくちゃ繊細というわかりにくいHSPですが、当てはまる自覚症状として以下のものはガチンコです。
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強い刺激に圧倒されやすいですか?
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他人の気分に左右されますか?
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大きな音や雑然とした光景のような強い刺激は、わずらわしいですか?
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大きな音で不快になりますか?
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微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?
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美術や音楽に深く感動しますか?
自分の体質を知らずに就職して自分も周りも困ってしまうことも多いのですね。
なんだかより繊細な時代になっているような気がしますが、わかってもらえる確率が上がっているかもしれないのはありがたいです。
具体的に私の場合でいくと
ピコピコの電子音はめちゃくちゃ気になってしまうし
暴力的な映像は見てられないし
子供の癇癪や大人の説教にもビクビクしてしまうし
大きなイビキが聴こえると眠れません。
ショッピングモールの刺激も苦手だし
人と話すのは好きだけど、長時間だと疲れてしまいます。
美術や音楽はいつも好きですね。
鳥の声の違いなんかにけっこう敏感に反応するし
肌触りや澄んだ空気も大事にしています。
うん、もうなんか受け入れなきゃ自分を見失いますね。そうでない人にすれば些細なことでうるさいなぁって感じかもしれません。理解できなくて付き合いにくいのかもしれません。けれど自分と一番長く深く付き合っていくのは他ではない自分なので、大事に理解して少しでも温かく生きていきたいですね。
感受性が強いことや人の気持ちに敏感なことは長所でもあります。共感力が高いことや心の奥が見えてしまうことは強みでもあります。そして特定の人と群れるのが苦手な性質だからこそ、広く円満な人間関係を築くことができてきたのでしょうし、いろいろな場所で潤滑油になれているのは繊細な性質あってことなのです。
でも一方で、本当に申し訳ないのですが、
他人の感情に影響を受けやすい
ことにとても困ってどうしようもなかったのが近頃の珍しい悩みでした。
裏表が激しいとか、陰で人の噂話ばかりとか、虚勢張るとか
愛想よくしている裏でのどうしようもない負の感情に触れ過ぎてしまって、息も苦しくなってしまったのです。
そうこうして戸惑っているうちに嫌われてしまいまして、思い悩んだがゆえに大きな違いに気付くことができたので、結果的にはありがたいのですけどね。
以前母とうまくいかなかったときも負の感情にめちゃくちゃ影響されてしんどかったです。そしてこっちはめちゃくちゃしんどいのに、負を出している方はそうでもないのです。自分が出している嫌な言葉や態度が私のような者に大きな影響を与えるとは思いもしないのですね。自分でいっぱいなのか、繊細の反対である鈍いからなのか。うちの旦那さんも驚きの鈍さで、大きな声を出すし高圧的だし私にはしんどいことが多いのですが、それを伝えても気にしないところがこちらにはびっくりなのです。「あ、そう、気を付けるようにするわ」という感じで、共感とか反省とかはゼロですね。そのことに気付けたのも最近の大きな出来事でした。
感情を傷つけられているのではない。
気付かれてもいないのだ。
衝撃の噛み合わなさを発見したということで、私は随分生きやすくなるのでしょう。
沼ってはいけませんが、チラチラ調べてみると、HSPの苦手は人などについてもまとめてもらっています。
苦手ということを認めるのに随分時間がかかってしまいましたが、高圧的だったり悪口が好き過ぎたりといった人は苦手で仕方ないとやっとわかり、今は少しの申し訳なさで済むようになりました(とはいえ実はまだ気にしちゃうという)。
相手に気付いて変わって欲しいなと思ってしまいますが、ある程度生まれ持った性質を今さら近付けようとするもの歪な話です。一番近いはずの家族でも変えることはできないのだし、距離を取って気にせず心地よく過ごすのがいいですね。
5人に1人はその他4人より繊細で人間関係に疲れやすいという統計は、これからの私の武器になります。共感し合って思いやり絶やさず生きていけますからね。もちろん5人に1人の中にも幅はあって、もっと疲れやすい人も傷つきやすい人もいて、私がその人たちに無神経なことをしている可能性もあります。でもそれに気付いて反省・改善はできる気はします。
もっと自分にも人にも優しくありたい。
秋の雨の日はそんな心を整えるためにあります。