勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

ストーリーのあるもちもちパスタ

食は大事にしていますが外食の機会は今のところ少なめです。何処かに出かける時の目的はグルメでないことがほとんどなので(目的にするとすれば家族での記念日食べ放題ですね)、たまに外食をするならば、ストーリーのあるお店に足を運びたくなります。

亀成園園主と地域内いろいろの用事というか作業以外で、珍しく二人で出かけようとの話になり、すぐに浮かんだのが伊勢にある手打ちパスタのお店でした。

店主さんが還暦過ぎてから地元貢献の想いも強く、ご自身が大好きで得意な手打ちパスタをどうしてもいろんな人に食べてほしくて始められた小さなお店です。

maps.app.goo.gl

2018年に開業され、コロナ渦でも持ちこたえておられただけあって、Googleマップでの情報も厚いし、三重のローカル重要情報誌の『凪NAGI』に載っていたり、ローカルでは掲載もありますが、私がここを知ったのはFaceBookでした。侮れませんね、一つひとつの地道なつながり。

誠実な熱のある投稿をちょこちょこ見せて頂いていたことが、比較的腰の重い私の「行きたい」想いにつながりました。

www.facebook.com

もちもちが癖になる生めんのパスタとは、いかにとろけるような美味しさなのか、何度も何度も誘惑されてきての入店でした。

ただ美味しいというだけでなく、店主さんの人生観や明るさがふんだんに投稿されていたので訪れなきゃなという想いが沸々していたのです。最近の投稿はわりとサラリとしていますが、お人柄が見える文章って書き上げるのに時間はかかるけれど心に残りますね。いつだって書いてあることで心が一番動く私には、ありがたいつながりを感じられるお店なのでした。

 

さてここで頼んだメニューは、うにまみれとか青さにも惹かれながらも、伊勢あかりのポークピカタのホワイトソースパスタ一択でした。

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あかりのポークとは、伊勢にある明野高校で育てられた豚肉なのです。

iseya-meat.com

最強の食育漫画である『銀の匙』の舞台が三重県にも!高校生応援は大人の楽しみです。

三重県内の高校生が育てた貴重な豚肉と、店主情熱のもちもち生パスタが優しい味のホワイトソースと絡んでの一皿。その前に出してもらった地元のレタスサラダも美味しく頂いた後でしたが、これは美味しいわぁと思う間に食レポもできない速さでペロリと腹に収めてしまいました。

昔からほんと早食いで恥ずかしいのですけどね。写真撮らずに食べてしまうことがほとんどですし、好き嫌いも極わずかの私が食べて何の価値があるのかとも思いながら、やっぱりペロリとあっという間に食べれちゃうものは美味しいのです。ありがたいのです。生めんのもちもち感は流石で、こればかりシンプルに毎日食べても幸せだなぁという価値がありました。サラダ付きパスタランチで珈琲も付けるとそれなりのお値段にはなりますが、選ぶならストーリーのあるお店で、出会いたかったものを出してもらって笑顔で完食したいですね。

年末年始にかけて、お伊勢参りをされる方も多いでしょう。初詣だけでなく年末のお礼参りが昨今は人気高まっています。外宮からほど近い所にある自家製生めんパスタのお店は、参拝して清々しくなった心にもマッチしていましたよ。

野菜ソムリエの資格も取られ、更にシフォンケーキの研究もしまくられた店主さんの誘惑がいっぱい詰まったお店です。また他の誰かの幸せなストーリーにつながっていくことを妄想して、もちもち生めんを思い出しています。

 

今回私が付けたタイトルは「ストーリーのあるご飯屋さん」でしたが、AIに考えてもらったら「伊勢の手打ちパスタで幸せな食体験」というのが出てきました。確かにそっちのほうがキャッチ―だなとは思うものの、譲歩して「ストーリーのあるもちもちパスタ」に落ち着いたという独り言。ご飯からパスタに変わっただけでなかなかいうこと聞いてあげてませんww  AIとの親しいお付き合いはこれからです。