勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

グリーン・ツーリズムインストラクター研修の学び

グリーン・ツーリズムインストラクター育成スクールによる4日間に及ぶ研修を受けてきました。最後に認定試験も受けてきて、多分参加者全員合格になっていることでしょう。不安になっても仕方がないので予祝オンリーです。みんな、おめでとう。

 

座学、フィールドワーク、グループ研究、講評と反省など

いろいろもう詰め込まれ試され、全然ダメを気付かされ励まされ

息つく時間もあまりないほど、空いた時も交流がありテンションを上げておく必要もあり

とまあとてもお世話になったわけなのであります。

あるものとやることを見極めて

【グリーン・ツーリズムインストラクターとは】

色々学んだうえで無理矢理ぎゅっとまとめると

「ツーリズムの在り方を地元発信型の体験重視商品にして、ストーリーのある地域ツアーをもって外部からの人を呼び込み、その地域のリピーターやファンを増やして、かつ地域の仕事も活性化し、移住・定住につなげていく役割の人」

ということになるでしょうか。

なんだか壮大ですが、一人の力では到底できないので、仲間と協力しながら自分の役割をコツコツ続けていく人が求められています。

 

具体的に学んだこととしては

農山漁村の現状と課題や国内旅行の変遷

 ○○へ行って何をするという遊びと学びどちらもあるストーリーが重要

②グリーン・ツーリズムの5機能とインストラクターの役割

 地域の自然を活かした体験指導を行いながら、宿や飲食店、物品販売へと地域の回遊を促しながら、景観保全もする

③都市のニーズにマッチした体験指導法

 プロの本物体験を少しだけ、子ども目線重視でストーリーを満たしてあげる

➃グリーン・ツーリズム体験の安全対策

 事故が起きる前の300のヒヤッとした気付きを抜かりなく対策

⑤インストラクターの話し方心得

 地域の広告塔として、「今だけここだけあなただけ」の一期一会を大切にした感じの良い会話

この五講座が一日目でした。

ぼんやり思っていたことがあれこれとつながっていく、心地よい学びでした。

 

二日目は

⑥グリーン・ツーリズム体験に関わる責任と法律

 許認可をとる必要性を見極めて押さえておきたい話

⑦保険に関する基礎知識

 事故は起きることを想定した上で取り返しがつくようにしておく話

そして実際の⑧体験プログラムの作成

 「その場所でその時季にそこの人たちと味わえる体験」

という講義があり、班に分かれてのグループ研究になりました。

 

三日目四日目に体験プログラムの実践と講評という搾り取られまくりのアウトプットがあり、

最後の講義として

⑨農村フィールド保全

 景観を台無しにしないための知恵の分かち合い

という話がありました。

 

インプットの講義ばかりならフムフムと頷くこと多く、勉強になったわぁ、自信付いたわぁだったのですが、アウトプットでプログラムを作ってやってみる課題が思いがけず大仕事だったため、ヘロヘロになりましたよ。

 

それもそのはずですけどね。

初めての、よくわかっていない地域の案内とお料理体験を、チェックされながら制限時間キチキチでの実践なのですもの。羞恥心なんて捨てちまえという合言葉に押されて恥かいてなんぼという修羅場でした。

そこでめげずに懲りずにやり続けられる人が求められているのです。

 

地元を体験として学び、人々とつながって、地域の人も気付かないお宝資源に光を当てて

外からの人と感動を共有して誰よりも楽しんで、いつの間にか地域を盛り上げて人も増やしていくのがグリーン・ツーリズムインストラクターの目指す道です。

役目多過ぎ!でもなんとかなるとしたら、、、

ひとつ前の画像とカラーチェンジです。

ざっくりですが、私がまとめるとこんなイメージになって

そうした中で一番大きな気付きとしては、

グリーン・ツーリズムのゴールってめっちゃ香肌小学校親子山村留学の活動やんってことです。

都会から田舎のファンになって移住してくる人を呼びこむ、地域の広告塔としての活動。

あれ、それってこの何年もずっとやってきたことやんと驚きました。

私はずっと自分がどうも何をやっているのか捉え切れていないのが苦しかったので

「ああ、グリーン・ツーリズムインストラクターとして動いていたんだ」という自己発見はまたこれからにつながっていきます。

親子山村留学とグリーン・ツーリズムはまた分けて書きます。

 

昨年度から三重県として始まった「日々三重」というコミュニティが掲げることもまた

三重の人や暮らしとつながる

ことで、目標は移住・定住なので、これも人を広告塔としたグリーン・ツーリズム。

三重の人も県外の人で興味のある人もどちらも参加できるコミュニティなので、興味のある方はぜひぜひ。

hibimie.jp

三重県は南北に広く5つの地域にまたがり、海も山も歴史も産業も幅広く豊かな県で、温かい人々が多く、食に恵まれた楽園です。何故かあまり知られておりませんが。

そして三重県で楽しく活動していると、人が限られているゆえなのか、いろんな人とわりとすんなりつながることができて、更に楽しいことが増えるのが三重移住の魅力です。

もう3年前になりますが、三重の「見栄サミット」という地域PRがんばっている動画を紹介している、三重県愛に溢れまくった過去記事があったので貼り付けておきます。

こんなことを考えていたから今につながっているのかと思うと、とてもとても感慨深いものですね。

kamenarien.hatenadiary.com