勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

2月29日おめでとう

ゾロ目でできている自分の誕生日も気に入っておりますが、密かな憧れであり、多分まだちゃんと出会っていない誕生日が2月29日の人です。

特別感に弱い者としてはアリ寄りのアリです。

明日から3月

卒業など切ないけれどおめでとうのシーズンに突入ですね。

子育てをしていると何度も出くわすこの節目

毎年どう乗り切っているのか不思議なシーズンです。

 

実はこの時点では長女はまだ高校生になれるかわかりません。

もう入学する前提で、バス通学やお弁当など近未来を考えているのですが

まだ「合格おめでとう!」にはなっていないのです。

 

合格だけが人生の正解ではないし、進学が必ずしも良い選択になるとも限らず

わりと踏襲されていることをなぞっていくのかの疑念もあります。

ほんとうに子供の人生は元気で生きていてくれるだけでどうなろうと構いませんが

本人が望んだことは叶えばいいなという単純な親心もありますね。

 

2月29日はなんだかぽっかり空いた感じの日でもあるので

大事なこともくだらないこともたくさん考えたい日です。

その中で一番に「おめでとう」が出てきたのは、やっぱり親だから。

卒業して次の道に進む娘のことを、曇りなく祝福したいから。

でもストレートに言うのは恥ずかしいので、ちょっと隠れてます。

 

昨日たまたま聞いたVoicyの放送で紹介されていた曲もまたタイムリ

卒業の歌として近頃めっちゃ人気のやつなんですって。

これからも永く歌い継がれる曲ってかんじで素敵です。


www.youtube.com

 

私の人生だって、旦那さんと結婚して子供たちを産み出したこと以外には

胸張って正解と言えることが何なのかもわかりません。

勝ち取ってきたこともあれば投げ出したこともいろいろあります。

願って叶えたこともあれば叶わなかったこともそりゃもうたくさん。

選んだこと選ばれたこと選ばなかったこと選ばれなかったこと

ちょっとした勇気もあればちょっとしたすれ違いもあって

なんやねん、正解って!

なんやねん、おめでとうって!

 

それでもいつだってどこか前には進んでいくものなので

2月29日は一気になんだか進める気にもなれる日です。

4年分すいーっとね。

 

2月は閑散期のはずなのに、今年はそんなこともなく、一期一会を噛みしめています。

ご縁がつながっていたのですね。

お一人旅に学生さんに犬連れさん

今までの客層ともまた少し違った毛色の人たちの滞在でした。

 

自分自身がつながりながらもちょっとずつきっと進んでいるように

ゲストハウスという場所も、コンセプトは変わらずいつもある場所でありながら

訪れる人々の雰囲気はきっとその時々のここの雰囲気と関連しているのでしょう。

 

放ったエネルギーが巡り巡るのがこの世での原則ならば

4年に一度の日には、思い切り澄んだエネルギーを放ちたいものです。

なんだっておめでとう。

ありがたく受け止められるように大きな自分を知っておきます。