2月に提出した公民館講座の短歌2首は
里山獣害の哀しみをうったえた歌になりました
【大根を畑そのまま抜かずでも猿に片付け頼んじゃおらぬ】
少しずつ畑から抜いて調理するのを冬の日常にしていたのに、ある日から私の食糧庫は無残なことに。
こんなことなら先に抜いて干すなり漬けるなりしておけばよかったと
先人の知恵が偉大過ぎると悔やんだものです。
もうひとつも涙なしでは語れない
【春待ちのキャベツ日に日に育ってたカモシカ害獣登場までは】
一所懸命一つ一つ苗を植えたんです。
ブロッコリーにキャベツにアレッタ、カリフローレと
アブラナ科をたくさん食卓に並べるのを楽しみにしていたのですが
夜の内に少しずつ減っていった犯人はニホンカモシカ!
鹿なら対策をして捕まえれば逆に食ってやることができるのに
猿とカモシカだと獲物にならず、泣き寝入りです。
里山ではよくある話
泣き寝入りしっぱなしにならないよう知恵と根性つけなきゃね。
獣害にやられてしまったのは腹立たしくてたまりませんが
詠んで話して笑い合えたら、また次のエネルギーにもなりますね。
カモシカがやってくるという話なんかは宿のお客様も喜んでくれますしね。
ゲストはうちの野菜がどうしても食べたいというよりは、畑と共にある暮らしを知りたいとか、やってみたいけれどどんなことを気を付ければいいのかとか、多分そんなほうに関心が高い人のほうがうちには来てくれておりますので
哀しくも獣害に遭ったわけですが、宿業が壊滅的になったわけでもありません。
さてもう一首、3月に載せてもいいのですが、まとめてこちらも獣害かなというのを。
雨続きで椎茸の原木も活発になってきましたが
なんか穴の開いたやつが多いな。
犬小屋の近くなのに何が来ているんだろうと無知をさらけ出したら
ベテラン椎茸作りさんが教えてくれましたよ
【椎茸に穴開けたのは有肺類ググるより先に雑談で知る】
里山では人々のコミュニケーションが盛んです。
困ったことがあれば居合わせた人に聞けばいい。
話をした後すぐに余った防虫剤を分けて頂いたというおまけエピソード付きです。
ナメクジの別の言い方がないものか調べる機会になりました。
カタツムリも合わせて有肺類なのですって。
有袋類と言えばコアラなどオーストラリアのかわいこちゃんたちに該当するのに、一字違いで大違いです。
薬は使わないことを当たり前に暮らしておりますが
これはちょいと撒きましたら、ああ、シイタケに穴は開かない。
雑談相手をつないでくれた友達にも、知恵袋の方にも、園芸会社の方にも
感謝!