勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

ルピナス畑にようこそ

 国道166号沿いの飯南高校の近くに、今見事なルピナス畑が広がっています。いつもは通り過ぎるだけだったのですが、近くに停車して、ルピナスに挟まれた小道に寄ってみました。

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赤、白、ピンクに黄色、紫と見れば見るほど色とりどりで、一緒にいた娘が大喜びでした。カラフルだけど繊細な絵を描くのが得意な子なので、私以上にいい刺激になったかな。
ルピナスといえばもうそのままですが、『ルピナスさん』という絵本を思い出します。
ルピナスさん―小さなおばあさんのお話

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話

 
 

一人のおばあさんが町中にルピナスの種をまいて歩き、ページをめくるたびに町が華やかに変わっていく、それでいてしっとり静かなお話で、ずっと心に残っている絵本の一つです。その絵本を眺めながら、ルピナスって実際はどんな花なのだろうと空想していたのです。もちろん素敵な絵で描かれてはいるけれど、チューリップやひまわりほど身近な花じゃなかったので、イメージがつかみにくかったのです。憧れて自分も種をまいてみたけれど見事に失敗して、飯高のルピナスさんにはなり損ねましたが、隣の飯南町にはいたのですね。感謝と尊敬につきますね。

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ルピナスに近付いてじっと見ていると、ニホンミツバチも寄ってきました。マルハナバチでもスズメバチでもない、本物のお役立ちなミツバチです。もしかしてここに巣箱があれば、極上のハチミツにありつけるのかしら。広い花畑はいつだっていい夢を見させてくれるものですね。飯南町なだけあって、ルピナス畑の横は茶畑です。こちらもただいま摘み頃です。亀成園でも精を出してそろそろ茶摘みに励まねばなりません。