500文字程度のショートスタイルです。
畑で作業をするお父さんを見て2年生の娘が
「百姓のパパ」と。それから続けて
「パパは百姓でもあるし玉子屋でもあるし猟師でもある」と。
ゲストハウス業のことは触れてませんが、親が何をしているかわかってるっていいなぁと関心したので
次に「ママは?」と聞いてみたのです。
するとちょっとびっくりした顔をして
「えっ、ママ?ママは、まず、ママでしょ」
そうか、何々してる人というよりもママであることが大事なのは同意します。
「あとはねぇ、ヤマンバww!」
おいおいですよ、娘さん。
なんでお父ちゃんが百姓でお母ちゃんはヤマンバ!
いつの時代のどんな環境で生きているのやら。
とはいうものの、私が強くたくましいヤマンバに憧れているのもまた事実なわけで、そんな意味では見事なひと突きでした。
富安陽子さんの描くやまんばはとりわけ明るくていいです。
それと守り人シリーズに出てくるトロガイと。
娘の勘に従って、ママは立派なヤマンバに成っていくよ。
誰にも太刀打ちできない程の知識と経験で、どこまでもたくましく生き抜いてやる。