勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

地鶏とマトリョーシカ

先日、四番目の末娘が7歳になりました。

1人目の時は下の子たちがわちゃわちゃ控えていたこともあり、7歳ってなんかもうすごく立派で大きくなったなぁとしみじみ感じたものですが、末娘はやっぱり印象としては小さなままで、小さいのにエラそうなところがまた可愛くて、小学一年生として半年間過ごしてきたことも嘘みたいです。

そういえば長女が7歳を迎えたのはフィリピン暮らしの時で、あちらでは誕生日を迎える方が盛大なパーティーを開いて友達を招待するという習慣で、その時期あちこち呼ばれてお祝いさせてもらっていたこともあり、長女の7歳は印象が強かったのです。

 

こちらの記事にもありますが、フィリピンのご家庭が子供のために開くパーティーは盛大でした。通っていた学校がシュタイナー教育をしていることもあって、富裕層の方も多くいらしたので、豪華なもてなしに触れていたことが懐かしいです。

daredemohero.com

自給的暮らしを営む今は、家族でささやかに好物(肉)を食べてプレゼントを渡す、くらいですが、子供たちはお互いの誕生日をとても大事にしています。

何日も前からそわそわして、何をあげようか考えて準備して買い物に行きたがる娘たちの姿は素敵です。

 

この時期はジビエがなくなりがちなこともあり、数日前に鶏を〆てありました。固いけれども滋味深い大事な鶏を食卓で喜んでもらえることはなによりの時間ですね。

 

亀成園での鶏解体体験は、HPのほかainiさんという体験サイトでも掲載されています。

ここを見てからHPで申し込んでくださる方もちょくちょくおられ、鶏解体体験は人気アクティビティのひとつなのですよ。

自然養鶏学習農園で鶏解体体験 | aini(アイニー)|夢中が集まる体験プラットフォーム

ということもあり、解体後の鶏を食べる機会が実はあまりないのが母屋の食卓。

娘のために粛々と解体→精肉→調理できたことは親としてなかなかの満足感でした。

 

ご馳走は整ったとして、プレゼントは何がいいのか、末娘のリクエストは何度聞いても「ベーコン!」でした。

肉食女子とはよく言ったものよ。リクエストプレゼントはまず祖母にお願いすることになっているので、加工豚肉セット送ってもらいましたよ。ありがとうございます。

ハムセットを内祝いで送ることもあるのですね。世の中は肉食女子を求めている!

 

家人はまたそれぞれプレゼントを用意して、お菓子や靴下やオルゴールなどにほくほくした末娘でしたが、一同驚きのプレゼントが次女作のマトリョーシカでした。

作ってみようかなと相談したのは私で、一緒に頑張ってみようと2種類の白木マトリョーシカを注文しました。

ところが手違いで一つは白木ではなく、できあがったマトリョーシカでした。

明らかに間違いなので送り返してもよかったのですが、なんだかもうこれで可愛かったのでそのままにして、DIYの色付けは1セットでよくなりました。残念なのか助かったのか。

 

で、次女が仕上げてきたのがこちらです。じゃじゃん!

バースデーガール好みの猛獣・猛禽類シリーズです。裏はこんなかんじ。

大きい順にシロフクロウ、トラ、ハヤブサハクビシン、大カマキリです。

なんというかもう、圧巻でした。図鑑を見ながら鉛筆で下書きして絵の具で仕上げたそうですが、普段の生活もちゃっちゃとこなしながらプラスアルファどころかベータ以上の能力を発揮してくれることよ。

 

もう、こんなことできるなら、マルシェ出店も夢じゃない、とまた母さんの期待は膨らみます。そのうち素材から切り出すまでしてしまうかもしれませんが、DIY用品も溢れていますね。使いこなせない人が多い(と自分に引き付けて考える)中、賞賛を浴びるのはどの人形なのでしょう。

出店決まりましたらまたお知らせしますので、長い目で見守っていて下さいね。

 

さて、一番下の子も7歳になりました。七五三とかすっかり忘れてましたが、ここまで育ったことをまた感謝しにお参りに行かなくてはいけません。というか行きたくてたまりません。近頃はもうどの子に対しても手はかけずともよくて、関心は離さないけれど干渉はしないという姿勢です。時々あまりにもほったらかしで反省することもありつつ、そばにはいるのでお互い好きに生きてます。本当にここまで育ってくれたことが夢のようです。

言葉が通じてどんどん頼もしくなっていきながらも、まだまだ親を必要としてくれる小学生時代・中学生時代は親にとっても宝の日々です。記憶力に自信がなくなってきたとか言ってる場合じゃありませんね。もっとそっと覚えておかなくちゃ。