降ってわいた時間である。
突如去った仕事もある。
強制的な連帯責任は腑に落ちないところもあるけど
これを機に、できることがあるのなら、きっと一番よかったなと
そう思うためにちょっと努力中です。
そう、亀成園はコロナで休業になってしまいました。
私と子供たちは何もないのですが、柱のお父さんが。
アイタタタ。でもまあ、仕方ないですね。
なにせこの夏はありがたいことに慌ただしかったから。
ゲストハウス業を本格的に頑張ろうって、ずっと準備してきたのがようやく動いて動いて、実った感じがあって、満足の仕事量でした。
そのことに私は満足していたけど、お父ちゃんはなんだか追われている感でいっぱいだったのです。その前からもずっといつも追われている感はあって、すっかり癖になっていて、どこかで軌道修正したほうがいいなとは思っていました。
だからといって高熱出してしんどい思いをして、気の毒ではあるのですが、
そういう状態にでもならないと休まない厄介な性質でもありますから。
私のように自己管理(怠け癖)が簡単にはできない働き者はいい面ばかりでもありません。
自分が追い込まれていることに気付いてもなかなか管理(怠け)できないことで、周りはとても助かってきたのですから。
そんな人のための病なのかもしれません。
あれこれ引き受け過ぎたことを一度整理して、そのままではなく形を変えて出直すために、身体が教えてくれているのかもしれません。
周りの人たちも、どんなに頼ってしまっていたか気付くのです。
幸い今はまだ夏休み期間でした。予約があった夏休み期間っていう別の問題はありますが、子供たちが学校に行けなくてという状況は回避できています。娘の誕生日に合わせて出かける用事がパーにはなりましたが、それは延期できる用事でした。
大丈夫、大丈夫。
病院の予約もまだ先ですし、出かける用事はオンラインに切り替えられたおかげで助かったし、食料もあります。買い物に行かなくてもいつも1週間くらい暮らせる状態を作ってきたのが実践できています。こっそり差し入れもきましたしね。
夏休み期間のおかげで、お父さんの仕事もそれなりに分担して、なんとか回っています。こんなことまで細かく日々やっていたの!と気付いて驚愕もしています。わかってはいたけど、人ひとりの力ってすごいものですね。尊いものですね。
発熱して陽性だとなったら、本人は10日間の隔離なのだとか。
濃厚接触者(同居人)は5日間。その後、症状が出なければ解放。
住んでいる地域によって基準は違うのかもしれませんが
三重県の案内に従って、家族もみな自主隔離していました。
対策が正しいのかとか、インフルエンザと変わらないのではとか、そんな細かいことを気にしていたらやってられないので、とりあえず不注意で学校には行かないように、道の駅に卵の納品も行かないように、郵便局も行かないように。犬の散歩はなるべく人が通らない道を選んで。犬に拒否されることもありますが、渋々いつもと違う道にもつきあってくれました。
まあ、そんなもので済むのですから、恵まれていました。
そしてお父さん以外、誰も熱も出さずに日々が過ぎました。
気が落ち着かず、思ったより野望(この機にめっちゃ片付けしよう&勉強しとこう)が進まない時間で、家事が増えて時間がかかってしまいましたが、書き物は進みました。掃除もわりと進みました。娘とかるた(百人一首)も真剣勝負できました。
しんどいお父さんも久しぶりに読書もでき、睡眠不足も解消されたようです。
人のありがたさをじっくり受け止めることもできたようです。
そんな時間って、必要ですね。
自分から進んで管理(さぼるとか怠けるとか自己愛を優先するとか)できないと、強制的に休養時間が与えられる。
よくできているものだなと驚きました。
この夏、亀成園のお客様も、急な発熱で来れなくなったという話がちらほらありました。
きっと、人一倍いつも気を遣って頑張っておられる方なのだろうと思います。
だからこそリラックスできる田舎旅を計画して、楽しみにしておられて、断念しなければいけなくなったことがお互いに残念でなりません。
けれど、次につながるならそれでいいですね。きっとバランスがとれています。
今回、強制休みを余儀なくなれたのは働き者のお父さんだけで、母子はどうということもなかったのですが、いつもいつも余裕かましていられるわけではありません。何が起こるかわからないことも再認識しておきたいです。調子乗っていると鼻っ面を折られるのが常なので、自省はかけておきたいですね。
二年前に書いた自分の言葉に傲慢さはなかっただろうか。
自身を無駄に過信してはいなかっただろうか。まだ時間があるので反省してみます。
まとめて読み返してみましたが、悪くなかったです。押し付けはないから波及力は低そうですが、それなりに品性が保たれた啓蒙ができていて安心しました。いつもスレスレですからね。
これでもかという健康食をベースに生きていても、睡眠不足と心の余裕がなければ容易に病にとらわれてしまうことも実感しました。それでも、休むことができて安心する場所があって、優しく力のある食べ物がある自給暮らしだと、回復はできそうです。
ゲストハウスは緊急の場合を除いて8月末まで休業です。
9月以降、またご縁がありますように。
個人的には9月はわりと余裕がないので、10月以降だとなお有難いです。
今日のゆったりとした気分が、近未来の豊かさにつながっていきますように。