勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

デコらないお弁当の食育

一年前から週ニ程度でパートをさせてもらっているのですが、昼またぎなので行くときはお弁当が要ります。子供の遠足などと違って本当に適当に準備しているので語るほどのこともないのですが、出発時間まで間のある保育園児の末娘はいつも興味津々で覗いてき…

田舎で子育てには山村留学が効く

子供たちの通う香肌小学校において、親子山村留学の取り組みがいよいよ動き出しました。児童数が壊滅的に減少する小学校が消滅してしまうのをなんとか食い止めるため、町から児童に来てもらおうというプロジェクトです。 即移住につながるとは限らなくとも小…

ふるさと納税の仲間入り

亀成園の卵と麺セットが松阪市のふるさと納税でお選び頂けるようになりました。 【1-129】櫛田川の卵と麺セット【限定20セット/年間】 - 三重県松阪市 | ふるさと納税 [ふるさとチョイス] https://www.furusato-tax.jp/product/detail/24204/4646680 烏骨鶏…

抹茶色は笹の色?

今週のお題「わたしの好きな色」 色の名前 作者: ネイチャープロ編集室,近江源太郎 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2000/04/01 メディア: 単行本 購入: 7人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (34件) を見る 私が小さい頃、鬼ごっこの中で一番人気が…

素材はいつも目の前に

梅雨の晴れ間が続いています。今週はいつもより出かけることが多く、人に会うことも多く、なんだか忙しなかった分、おうちにいられる時を大切に過ごしてみました。私はやはりハードスケジュールをガンガンこなすことに喜びを覚えるタイプではなく、有閑な時…

男の価値

今週のお題「おとうさん」 父の日で連続投稿となります。今回は父の日に子供たちと話したことを元に。 我が家ではそれぞれの誕生日に「〇〇のここが好き、3つ」を他の人が発表する、なんてことを行っています。兄弟が四人だとなかなか一人をフォーカスでき…

おねえちゃんにこかされた

今週のお題「おとうさん」 父の日を前にということで、こんな話を。 小さな坊やはしょっちゅう小さな怪我をします。大きな怪我は少なくなったけど、すり傷切り傷打ち身青あざはどこかしこにあって、親はなかなか気付かないことも多々あります。いつも一緒に…

ヤゴとタマのプール掃除

6月後半からの小学校プール開きを前に、プール掃除が行われました。例年までは児童と先生方のみで行っていたのが、児童の減少で校内だけで行うのが大変になったので、コミュニティスクールボランティアの力が試されることになりました。香肌小学校はコミュ…

産まれる、産まれず、産まれた、産まれて

春から初夏は鳥の誕生の季節です。飯高に沢山渡ってくるツバメも次々増えて育っているし、野鳥のヒナの誕生を見つけて数え上げれば幾らになるのでしょう。そして鶏もまた産まれてきます。 三週間の抱卵を経て、有精卵からヒヨコが孵ります。それはもう自然の…

知られざるヒラヒラの力

たまごのぼりを立てました。 風雨による劣化を懸念したためめっちゃ奥まったところに立ててしまい、ちっとも目立っておりませんが。更に目立たない卵直売所の助力にはなるのかな。もっと盛大にヒラヒラなびかせたい気持ちと奥ゆかしく永く使うのもいいかなと…

すべては幼い頃の学びから

#迷いと決断 楽天的というのはポケッと思慮浅いことではなくて、「天命を楽しむ」との意味で使われるらしいです。天命というとどこかの偉大な英雄の話みたいだけど、私のも周りの人のもみんなそれぞれの人生は間違いなく与えられ、導かれて期待されています…

種下ろしは祈りを込めて

地域の田んぼのほとんどはもう田植えも終わっておりますが、自然農の田んぼはだいぶ遅いスケジュールです。今年は自然農ベテランの方に教えてもらう田んぼと自分たちで試行錯誤の田んぼの二本立てなので、どちらも学ぶこと試すことだらけな上に、農作業慣れ…

大きなお豆はなくとも

まだ大阪で暮らしているとき、小さかった子供たちと散歩がてら摘み草に凝っていたことがありました。その頃はもうたまらなく田舎暮らしに憧れていて、週末菜園もやりながら、もっともっと土が近い暮らし方をしたかったのです。実家の母もノビルやツクシくら…

大発生の裏側には

時代が変わって三日目の五月三日に飯高町ではハエが大発生しました。四日も一日中ブンブンしており、五日もかなりでしたが今はもうあらかた収まっており、あんなに居たのが嘘のようです。 もちろん大量のハエを野放しにしていたのではなく、ハエ叩きで叩き落…

宮ノ谷で夢を

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」 茶摘み茶作りでいっぱいいっぱいのはずだったGWですが、今回は長かったこともあり、お客さんも来てくれたし近場ですがお出かけも行けました。気心の知れた人、初めての人、普段は会うことのない様々な人に会うと、ま…

飲む美容液できました

時代が変わる境目に、私はただただ茶葉を乾かすという作業に追われていました。日本茶作りでは摘んだ茶葉は早く製茶しなければいけません。午後も早いうちに摘み終えた葉を一晩中ほったらかしておくわけにもいかないので、作業は大体その日の深夜に行われま…

新茶にもえてます

ついこないだまではくすんだ深緑の葉っぱばかりだったのに、今茶畑は最も美しい黄緑色で満ちています。4月になってから気温の下がる日も多く、霜焼けが心配でしたが、そんな春空のいじわるに負けることもなく、無事に茶摘みの日を迎えることができました。勝…

お米が育つの感じてみたい

GW前となり、あちこちの田んぼで水が張られるようになりました。田植えも始まり、大好きな夏の田んぼを日々目にできると思うと今からワクワクします。田んぼの周りはツバメも飛び交い、カエルの合唱も夜な夜な大きくなり、ダイナミックな田舎の夏が近付いて…

香肌小学校の山村留学チャレンジ

香肌小学校では児童の減少を食い止め、地域の過疎化になんとか歯止めをかけるため、この春から山村留学制度を設けてアピールし、県内外からこの素晴らしい小さな学校に通学してもらう児童を募集しています。 親子山村留学という形をとっているため子供だけを…

シブシブ穴場を教えます

咲き始めの早かった今年の桜ですが、寒波のおかげで予想より長く楽しむことができましたね。どこに行かずともどの木も雄大で立派なのが田舎暮らしの特権でもありますが、どこにも出かけないのも却って落ち着かないのでお花見も行きました。亀成園から車で10…

卵セットいろいろ

亀成園では平飼い卵を4パックセットにして全国発送ができるようになっています。近頃産卵率が高く、供給過多になっているので頑張って宣伝します。 卵セットは4種です。 1.飯高の清流セット A 赤玉4パックに飯高名産のコンニャクを季節に合わせて3種類つけ…

春の庭で宝探し

やっとポカポカ陽気を信じられるようになりました。地区の神社とお寺の春季祭後の餅まきも無事に済み、ほくほくで春休みも終わりです。明日には息子の入学式があり、子供たちも進級し、忙しい一学期に突入します。香肌小学校は前期後期の二期制なのでもはや…

ヒヨコの成長著しく

二週間前に生まれたヒヨコたち 卵はゴトウモミジなのに抱卵してくれたのは烏骨鶏で、小さな母鶏には大きすぎる卵で心配尽きなかった中、10個中7個も無事に孵化して元気に育ってくれてます。 ヒヨコは小さな身体からはびっくりの大きな声で、これってどの赤ち…

花と太鼓の饗宴

町中や野に少し遅れて、飯高の山里にも華やいだ季節がやってきました。田舎の木はどこも堂々大木で、わざわざまとまってお花見をする必要もないくらいそこら中が花に歓迎されています。よそ見しがちな私にはこの時期の送り迎えや通勤ドライブはそこそこ命懸…

上手に抱っこできるかな

「鶏抱っこ企画」の報告です。 肖像権のため写真に登場する子供はうちの子にしてあります。 3月24日のとても寒い日でしたが、六組の親子連れが亀成園のある松阪市飯高町を訪れてくれました。松阪市街地の方が四組、残り二組は隣の津市からで、一人だけ飯高町…

極上の春の喜び

自然養鶏農園にとって普段一番嬉しいのは、うちの卵が人々に元気と幸せを運んでいくことですが、時々ある生命の誕生というのはまた格別です。つまり、ヒヨコが産まれましたよ。 二月末から待つことちょうど三週間。昨年は烏骨鶏の卵を烏骨鶏の雌鶏が抱卵して…

鶏小屋も美しく

日曜日に松阪市街地からはるばる亀成園に子供たちがやってくることになっています。待ちに待った鶏抱っこ体験の日なのです。 せっかくの機会なので鶏舎の大掃除をしました。 鶏たちは普段鶏舎の中で餌を突き、砂浴びをし、糞をして地面をかき回しているので…

訪れる価値のある場所

口コミでかチラシでか新聞でかもしかしてこのブログでか、きっかけはそれぞれですが、おかげさまで亀成園を訪ねてくれる方がポツポツおられます。面白いなだったり懐かしいなだったりと動機も様々だと思いますが、どこか心に引っかかってここまで来てくれる…

共に過ごした本読みの時間

土曜日は慟哭の卒業式でした。我が子はまだ四年生なので普通ならあまり関係のないはずですが、今の六年生との離れがたさは筆舌に尽くしがたいものがあります。地域の人も参加してよい式だったので、堂々と涙活してきました。別れの寂しさと巣立ちの眩しさと…

山村留学のこと

六年生の卒業が近づいてきました。現在5名の六年生が卒業してしまうと、小学校はずいぶん児童が少なくなってしまいます。新一年生としてうちの子も入学を楽しみにしており、恵まれたこの学校でこの子の、更に下の子の卒業まで学校が当たり前に存続していて…