勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

飯高地域と移住促進

和むってことは価値なのだろうか

自己肯定感をはぐくむことが現代の子育てや自分育てには欠かせないことになっています。少なくとも私が20歳以下の頃はそんな言葉は知らずに育ってきました。どちらかというと「アイデンティティ≒自己同一性」が脚光を浴びていて、個性を磨いて自分探しをする…

行政番組のご紹介。オープンスクール

小学校で安全坊やを作った日は、同時に親子山村留学のためのオープンスクール開催の日でもありました。 市外からの親子に学校見学に来てもらい、この学校・地域のことをまずは知ってもらう日として、なかなかの好評を頂いたのです。その時の様子が行政番組に…

香肌峡ってどこ?

お題「わたしの仕事場」 亀成園HPのブログ転載です。 「亀成園は三重県松阪市の飯高町にあります。自然が多くて川のそばで暮らしていることをなにより気に入っているので、「松阪」より「飯高町」より「香肌峡」という地名を使うことが多いです。飯高町だけ…

高校生まで見守れる役得

松阪市の山間部、香肌峡と呼ばれる地域は飯高町と飯南町の二つの町があり、3つの保育園、4つの小学校、2つの中学校に1つの高校があります。かつては小学校は10以上あり、どの地域も子供がぞろぞろとしており、秋に実る柿を猿が狙う間もなかったと言い…

希望の一羽

子供たちの小学校は12年前に三つの地域の小学校が合併して一つの学校になりました。合わせると松阪市の三分の一がこの学校の校区になり、それでもどうにも児童現象に歯止めがかからず本当に危機的な状況です。なんとか児童が増えてほしい。それには親子連れ…

清流の上流で肝を冷やす絶好の過ごし方

今週のお題「暑すぎる」 田舎ではもう秋の風にシフトチェンジして、朝晩はめっきり涼しくなったので、いつまでも暑さを引きずってはいないのですが、もう本当に暑すぎたときの話です。 この夏、幸か不幸か思っていたよりも時間に余裕があったので(つまりお…

オープンスクール、もうすぐです。ZOOMです。

子供たちが通う松阪市立香肌小学校 広い校区に点在する大切な子供たちのとてもきれいな学校です。 全国どこも少子化により学校が合併される流れで、「社会性を養うのに適正規模の学校」なんてことも言われだし、小さな学校の存続は危機的状況です。2クラスあ…

三重観光の弱点突破なるか

つくづく三重県が好きな亀成園母です。いつも県内情報をチェックし、応援し、旅の妄想をし、三重の豊かな自然とわりかし深い歴史と素材重視のグルメにキャッキャしながら日々を送っています。三重に惹かれて導かれてよかった。 と、思うのは私が自分で三重の…

そろそろ山が呼んでいるか

GWということで、 一年前の記事を振り返りました。 世界を揺るがす騒動のために雲泥の差です。 kamenarien.hatenadiary.com 不要不急の外出自粛がなければ、登山やハイキングすら自粛項目になっていなければ、この季節はゲストハウス亀成園からも幾人かが宮…

おいないさー、香肌っ子2020春

先日3月20日に香肌小学校で、親子山村留学説明会を開催しました。 コロナショックで全国的に世界的にほとんどのイベントが中止になる中ですが、申し込みが2組で特定できているし、当日急に押し寄せることもなかろうと、開催に踏み切りました。 香肌小学校の…

繁栄シーズンの到来です

山間の地域では3月に入ったといってもまだ寒波が来てアラレが吹き荒ぶこともありますが、あとわずかの本格的な春を前に、鳥たちがやかましく騒いでいます。都会のカラスは巣を作るのにクリーニング屋さんのハンガーを使うという話をよく聞きますが、香肌の谷…

飯高のとっておき食は食材だけにあらず

もう一月前になりますが、三重県の食についてプレゼンの機会があってから、このテーマについて何度も何度も考察を繰り返しています。実際のプレゼンで話した内容は、移住希望者向けイベントだったこともあり、自給率70%の亀成園の食に関わる話がメインで、飯…

郷土食おやつを作ろう

香肌小学校校区は子供の体験活動だけでなく、大人が参加する公民館活動というのもやたら充実しております。全国どこの街も田舎も地域での活動というのはあって、企画する人・指導する人・参加する人の息が合えば、どこでだって楽しくつながる活動になると思…

200回突破とゲストスピーカーの宣伝

このブログ「勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行 続」もなんやかやで200回を迎えました。 それなりに課しながら、重荷にはならないようにしつつ、気が乗ったら書くというスタンスで更新しているわりには、ルーチンでもなくあまり空くこともなくいい付き合い…

亀成園の年末所感2019

2019年もカウントダウンです。毎年大晦日で一気におせち作りをすることにしているため、もうてんやわんやなのですが、亀成園にとっての一年の振り返りはしておきたく筆をとっています。 まず卵ですが、今年前半にそこそこ頑張って営業活動をした成果があり、…

宮ノ谷歩き。冬編

春に道が整備されて行きやすくなった、水と緑の天国である宮ノ谷に先々週再び訪れました。このときは地域の頼もしいお兄さんたちのガイド付きで、飯南飯高地域の小学生に呼びかけられたイベントでの参加です。子供に優しい地域でノリのいい子供がいるって本…

舟戸の散歩道

今週のお題「紅葉」 晴れた秋ほど散歩欲が高まる季節はありません。いつもの散歩道の秋の顔、日々移ろいゆく色付き具合を楽しみながら、力の強い愛犬に引っ張られるように歩いています。 いつも同じ散歩道だからこその発見もあるのですが、飯高町でいくつも…

移住者に住み良い町

松阪市では今年やたらと「移住促進」の言葉を使っている気がします。小さな流れが大きくなって当たり前になっていく前段階らしく、移住促進を市の大切な取り組みとして進めてもらうようになったのは、小規模な学校を残したい一心の身にはとてもありがたいこ…

香肌峡ふれあいフェスティバル2019

飯高町森を見下ろす蓮ダムとホテルわんわんパラダイス松阪、そして「森を考える会」という地域住民の会が連携して、秋の奥香肌峡を満喫するイベントが11月10日(日)に行われました。とにかくイベントの多い秋で、松阪市内でも藍もめんフェスティバルが同日…

みんながほしがるもの

今年の飯高町は何かが違います。ありがたいことに交流人口が増えてきたこともありますが、私が思うに一番変わったのは児童・生徒・保護者たちの服装です。 二年ほど前から飯高Tシャツというのが販売され、行事のときは着用することが去年から推奨され、熱心…

彼岸の川

今年は彼岸花の開花が遅いようです。この辺り、まだ田んぼが残っているし日当たりのいい斜面も多いので、春分秋分の時期にはそこいらが朱色のピンピンの花でいっぱいになります。お気に入りの彼岸花ポイントもあって、季節の変わり目だけのお楽しみなのです…

田舎で子育てには山村留学が効く

子供たちの通う香肌小学校において、親子山村留学の取り組みがいよいよ動き出しました。児童数が壊滅的に減少する小学校が消滅してしまうのをなんとか食い止めるため、町から児童に来てもらおうというプロジェクトです。 即移住につながるとは限らなくとも小…

宮ノ谷で夢を

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」 茶摘み茶作りでいっぱいいっぱいのはずだったGWですが、今回は長かったこともあり、お客さんも来てくれたし近場ですがお出かけも行けました。気心の知れた人、初めての人、普段は会うことのない様々な人に会うと、ま…

香肌小学校の山村留学チャレンジ

香肌小学校では児童の減少を食い止め、地域の過疎化になんとか歯止めをかけるため、この春から山村留学制度を設けてアピールし、県内外からこの素晴らしい小さな学校に通学してもらう児童を募集しています。 親子山村留学という形をとっているため子供だけを…

上手に抱っこできるかな

「鶏抱っこ企画」の報告です。 肖像権のため写真に登場する子供はうちの子にしてあります。 3月24日のとても寒い日でしたが、六組の親子連れが亀成園のある松阪市飯高町を訪れてくれました。松阪市街地の方が四組、残り二組は隣の津市からで、一人だけ飯高町…

鶏小屋も美しく

日曜日に松阪市街地からはるばる亀成園に子供たちがやってくることになっています。待ちに待った鶏抱っこ体験の日なのです。 せっかくの機会なので鶏舎の大掃除をしました。 鶏たちは普段鶏舎の中で餌を突き、砂浴びをし、糞をして地面をかき回しているので…

山村留学のこと

六年生の卒業が近づいてきました。現在5名の六年生が卒業してしまうと、小学校はずいぶん児童が少なくなってしまいます。新一年生としてうちの子も入学を楽しみにしており、恵まれたこの学校でこの子の、更に下の子の卒業まで学校が当たり前に存続していて…

他の市町もいいやん@三重

先日私が参加させてもらった三重県移住相談会では四つの市町がブースを設けていました。仲間が欲しい身としてはもちろん松阪市飯高町に来てもらいたいなぁという思いは強いのですが、他の市町も知ることで改めて、三重県は山にも海にも恵まれて、歴史的にも…

移住に関して人に語るに足ること

先週土曜日に大阪の立派なホテルで行われた、三重県移住相談会についての報告と反省と考察を書いてみます。 六年前に我が家が移住を考えていた時に参考にしたのはただ物件だけでした。住む場所があればなんとかなると思っていたので、行政が開いてくれる相談…

ご近所アドベンチャー

この時期は農閑期なので比較的忙しくないとはいえ、田舎で農的暮らしをしていると敷地内でもやらねばならぬことはいろいろあります。それでも天気も体調も良くてイベントも練習もない休日は、子供たちを連れて近くの山に出かけたくなります。ここは山に囲ま…