勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

子供のこと、学校のこと

糸掛け曼荼羅体験ワークショップをしてみたら

不器用でめんどくさがり屋のくせに手を動かして物を作ることがけっこう好きな身には、「糸掛け曼荼羅」という代物は大変ありがたい主題です。 初めてやってみたのは1年半程前で、それ以来何度か機会を持っておりますが、人々のおうち時間が増えたこともあり…

溢れる感謝を持って、卒業式を迎えます

今週のお題「〇〇からの卒業」 個人がまともに卒業を意識するのは多分小学校卒業が初めてです。記憶力のよい人は幼稚園・保育園からの卒園も明確に覚えているのかもしれませんが、私はあまり記憶にないです。担任の先生に花束をお渡ししたシーンくらいですね…

親子山村留学の個別相談会のお知らせ

卒業が近づいてきておセンチになりがちな季節です。別れがあれば出会いがあるのが世の常で、サヨナラは新たな始まり、巣立ちは次のスタートライン。わかっちゃいても戻らない時の尊さを知っているから余計に切なくなるものです。当事者の頃も苦手な季節でい…

自分で作った大事な場所

衣食住に関わる暮らしに必要なものはなるべく自分で作るのがいいなと考えています。わりと昔から憧れの職業には農家と大工さんがランクインするし、手を使って作り出すことは人間として生まれてきたからこそ得られる喜びの大きなものなので、作れるものは作…

54対46

20代で大阪の真ん中で働いていた頃、本物の大阪言葉を知りたくて、田辺聖子さんの本をよく読んでいました。そこに出てくる人は様々といえど現代を見据えたように、「都会で好きな仕事を持っている綺麗な現役女性」が多かったので、仕事をしている頃は素直に…

小規模校の交流は海山の恵み

三重県内でも感染者が増加しており、北部地域ではほぼ緊急事態となっております。一方で南部や過疎地域は依然として悠々とした暮らしが続いております。元々密でない暮らしを選んだり余儀なくされて、都市の便利さを享受できていない人々があまり窮屈な思い…

ズケズケと刺さる歌を聴いて

松阪市内で今年引っ越した友達が家の外で餅つきやら焼き芋やらの感謝祭を行うというので、肉とみかんを携えて遊びに行きました。香肌峡を抜けて少しの場所にまたご縁があったことが楽しいです。石垣左右から迫る細い坂道をするすると登っていったところが素…

軍手2枚の小さな手

ネタを詰め切れない日々が続いています。溜めているはずなのにどうもバタバタしていて取りこぼしてしまって落ち着かない。ここしばらくなんだか「やらなきゃ。やっておかなくちゃ」という意識が強かったのですが、ちょっと肩の力を抜いて書きたいことを書い…

思い入れのある通学路

お題「手作りしました」 子供たちの通う学校では毎年11月半ばに学校PTAという日があり、児童・保護者と先生方で土曜日の午前いっぱいを使って何か楽しいことをする企画があります。 今まではお弁当作り、郷土のおやつのだら焼き作り、クレソンうどん作り、伝…

中学生と共演の機会

2020年は明けても暮れてもコロナで過ぎていきそうで、多くのお祭りやイベントが中止になっています。わいわい会えていた人に会えないという意味では寂しくもあり、イベントが重なる時期は本当にせわしなかったので、なくてもなんとかなってホッとしていると…

県内修学旅行

先週末、長女が小学校の修学旅行に行ってきました。開催すら危ぶまれたのに行き先を変えてGo To トラベルも使って、価値ある修学旅行になったようです。例年は京都・奈良でしっかり歴史の勉強を深めるのが狙いなのですが、県外移動を控えたため新たに計画し…

オープンスクールと安全坊や作り告知

子供達の通う松阪市立香肌小学校では、親子山村留学の説明会も兼ねて、一昨年からこの時期にオープンスクールの日を設けています。興味を持ってもらった方にはやっぱり一度足を運んでもらいたいものです。ちょっと引っ掛かっている方のきっかけにするにも良…

三重県、お父さんの写真コンテスト

https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000903041.pdf イクメン知事を掲げる三重県(軽く良きイメージ)ではここ数年イクメン写真コンテストが開催されております。ポスター掲示を何度か見たことがあり、一度は私も応募してみようと思っておりました。…

ずっこけたのか、突っ走ったのか

飯高町のお隣の飯南町には地域創生の要となる「飯南高校」があります。 http://www.mie-c.ed.jp/hiinan/ 生徒の就職率が高いことに定評があり、受験にゴリゴリしていない高校です。飯高飯南で付き合いのある人たちには飯南高校出身という方も多く、伸びやか…

両立なんかできるものか

♯仕事と子育て についてのお題が目に留まったので、兼ねてより思っていたことを少し出してみます。やわらかく書けるといいのですが。 呑気な楽しい学生時代の後ようやく社会人という立場になったとき、私はなんとなくだけれど当たり前に、35歳くらいまではキ…

児童とジャガイモ

昨年度から子供たちが通う小学校において、図書ボランティアの他に畑ボランティアとしても活動しています。今年度は更にコミュニティスクールコーディネーターという役割も回ってきて、わらじの数が増えました。切り替え上手ではない私には役割が多いのはし…

アマゴの稚魚放流

子供たちの通う飯高町の香肌小学校では、毎年川にアマゴの稚魚を児童が放流する体験をさせてもらっています。例年5月に行われるので今年は中止が危ぶまれましたが、なにせ少ない児童です。広い川です。ソーシャルディスタンスをきっちり保って、梅雨入り前に…

こどもが育つのをめでたいと思う日

五月五日はこどもの日。それこそ子供の頃から変わらない認識で、何か誇らしかった日です。姉妹なので鯉のぼりもかぶともなかったけれど、祖母も一緒にご馳走を食べた覚えはあります。とはいえその頃から、子供というだけで一律に祝われるのは不思議だなと感…

花と娘たち

今週のお題「大切な人へ」 バレンタインは上の娘たちにチョコクッキーをもらいました。5年生と3年生のよく働く自慢の娘たちです。昨年まではチョコの手作りに母の私も参加して、というかほとんど指導していたのですが、今年は2人で勝手にきゃっきゃと作っ…

ときめきアドベント

基本的に畑の収穫物や卵に向き合って暮らしていると、12月といえばクリスマスよりその先のお正月に意識が向いてしまいます。おせち料理の自給率を如何にして上げるべきか、それともおせち料理くらいは華やかさ重視で外社会に目を向けるべきなのか。苦悶する…

亀成園ではひふへ保育

前回、火遊びと星空観察について書きました。子どもの育ち方と火遊びについて「はひふへ保育」という考え方を思い出したので、備忘録も兼ねて詳しくつづってみます。これは大杉谷自然学校さんが委託を受けて毎年アウトドアインストラクターを養成する講座が…

真夏のインドア少年たち

台風がチラチラしており夏休みというのに落ち着かないですね。毎日川遊びが可能な幸せ山村暮らしですが、雨の時のためにインドアの楽しみも鍛えておく必要があります。とにかく読書に没頭しがちな亀成園の娘たちですが、もう少しコミュニケーションを大事に…

ある夏の日、母は待っていた

私が今日一日いつも以上にどうにもボケーっとしているのは暑さや湿気ばかりのせいではありません。 人生の片腕とも言える自慢の長女が学校のみんなとキャンプに行ってしまったのです。このキャンプはなんと前校長先生が手を挙げて応募してくれた功績なのです…

男の価値

今週のお題「おとうさん」 父の日で連続投稿となります。今回は父の日に子供たちと話したことを元に。 我が家ではそれぞれの誕生日に「〇〇のここが好き、3つ」を他の人が発表する、なんてことを行っています。兄弟が四人だとなかなか一人をフォーカスでき…

おねえちゃんにこかされた

今週のお題「おとうさん」 父の日を前にということで、こんな話を。 小さな坊やはしょっちゅう小さな怪我をします。大きな怪我は少なくなったけど、すり傷切り傷打ち身青あざはどこかしこにあって、親はなかなか気付かないことも多々あります。いつも一緒に…

ヤゴとタマのプール掃除

6月後半からの小学校プール開きを前に、プール掃除が行われました。例年までは児童と先生方のみで行っていたのが、児童の減少で校内だけで行うのが大変になったので、コミュニティスクールボランティアの力が試されることになりました。香肌小学校はコミュ…

共に過ごした本読みの時間

土曜日は慟哭の卒業式でした。我が子はまだ四年生なので普通ならあまり関係のないはずですが、今の六年生との離れがたさは筆舌に尽くしがたいものがあります。地域の人も参加してよい式だったので、堂々と涙活してきました。別れの寂しさと巣立ちの眩しさと…

誇らしき敗退

子供に神経衰弱で勝てなくなりました。 記憶力では隆盛を誇っていた私が全くもって衰えて、十歳になる娘が圧倒的な強さを見せつけ、八歳の次女がそこそこ私の先をゆくようになる、というのは、もうめちゃくちゃ悔しいけれどこんなにナイスタイミングもないな…

冬休みの最後には

もはやとても安っぽくなってしまった感の強い「平成最後の」ではありますが、平成最後の冬休みも今日が最終日です。もう始まっているところも多いようなので、なんだかおまけのお休みで、得した気分を盛り上げてきました。 なにせ年末は私の仕事が忙しかった…

母と娘のチャレンジチャック

今週のお題「2018年に買ってよかったもの」 書きかけてなかなかまとまらなかったのを、お題の出た機会になんとかまとめてみました。 体育と並んで家庭科が一番苦手だった私ですが、長女が胎児の頃から細かいものを作ってみることを続けています。たっぷり暇…