勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続

三重県松阪市の端っこにある飯高町で農的生活を営む六人家族のお母ちゃんです。縁もゆかりもない移住をご機嫌に続けていけるのは、尽きないチャレンジ精神と、おおらかな地域のおかげです。地域に支えられる子供たちとの暮らしや、ここで発見した限りない素敵なことを、ちょっとずつ発信していきたいです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

子供がミシンを欲しがるという幸福

外で遊ぶことも多く、童心をたっぷり持ち合わせているのでアウトドア派と思われることがわりとある亀成園母ですが、自分では紛うことなきインドア派だと認識しています。人に会いに出かけるのはわりと好きですが、ショッピング欲はとても少ないので、平日も…

風力発電所ができるってマジなのか

にわかに信じがたい話なのですが、近隣で風力発電の計画が着々と進んでいるそうなのです。何もしなければ山に道が引かれて、大きな風車がぐるぐる回ることになり、大好きな山河に囲まれた今の景観が変わってしまうそうなのです。うーん、ちっとも嬉しくない。…

喪失と向き合うエネルギー

天晴れな夏日が続いています。 吸い込まれそうな青空。 吸い上げられてしまいそうな大きな空。 こんな空をさわやかな気持ちで見上げられる時と 恨めしい気持ちが隠せない時がどうしてもあります。 最近、仲間を一人失ってしまいました。 お互い応援し合って…

ランドセルとライフジャケット

いまだアフィリエイト五里霧中で何の成果も出せていない身ですが、もし私がアフィリエイターとしてそこそこの影響力を持つことができたら、何があっても紹介したいと願ってやまない商品があります。 それは、「ダイワホーサンのランドセル」です。 【楽天ラ…

あの日も今も風の中なか

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」 素晴らしい日がありました。 子供たちの小学校行事に少し参加させてもらったので、私が何をしたわけでもないのが恥ずかしいのですが、さわやかな風が吹き抜けた一日でした。 香肌峡の川の中でカヌ…

夏休み前のご機嫌な懇談

シュタイナー幼稚園に通っていた頃、個別懇談は親へのご褒美でした。 日頃先生がどんなに子供を見てくれているのか、子供の作品を見せてもらいながら成長について話してもらう時間は、いろいろ褒められて、親にとってはこそばくも嬉しい時間でした。 それぞ…

今生きていくのにいくら必要なのか

今週のお題「100万円あったら」 4週間前のお題でした。かなり期間を逃してしまいましたが、ずっと引っかかってクルクルと考えていました。100万円あったら何がしたいとかは面白いことが出てこなかったですが、今お金について思っていることエトセトラ。 ちな…

穏やかに向き合う、命の話

亀成園では「にわとりふれあい体験」や「パーマカルチャーの畑体験」といったいかにもハードルの低い明るい農家体験の他に、「鶏解体体験」「鹿の脚解体体験」「罠猟師体験」というなんだか重たい体験も通年のメニューとしてご用意してあります。卵と野菜だ…

移住したい人に必要な情報は「脱サラしたこと」ではないと思う

自給自足を大方実践し、田舎で農家体験のできるゲストハウスを営み、移住促進事業に際してなんだか出番の多い亀成園は、時々ですが取材を受けることがあります。 新聞記者さんや雑誌記者さんなどメディアの方が、ご自身の目線で紹介してくださるのはとてもあ…

子供が育つのにふさわしい自然体験ってどんなものか

今週のお題「住みたい場所」 都会の郊外で育った私は、住まいに関して、育った社会について特に不満があったわけではありません。駅から10分弱、図書館も近く公園も近く、小学校は2クラスで中学校も5クラスで習い事もいろいろやっていました。庭もあったし恵…

生き延びる力。受け入れる力。

今週のお題「一気読みした漫画」 ちょうど昨日、とても体調が悪くて、一日何もしないことを自分に許可した日でした。 掃除が溜まっているし、ラッキョウの土取りして甘酢に漬ける作業もしなくちゃいけないし、せっせと草取りもしなくちゃいけない。HP更新と…

マルチタスクができると思いこまないこと

この6月末で、3年間通ったパート先を辞することになりました。 飯高町において、食品工場+地域密着サービスというとても魅力的な事業をしている会社にご縁のあったことは、私の暮らしの中でもとても大きくて、学びの多かった三年間でした。週2程度の些細な…

香肌峡をエスコート、が市の事業になったそうな

飯高町のある香肌峡で暮らして5年が過ぎました。2年前くらいから、移住促進のPRにつながるためにはここを愛してガイドできる人が丁寧に寄り添いながら訪れる人の心をつかむことができたらいいなと思っていて、勝手に地域ガイドを名乗ることにしました。亀成…

300回記念の振り返り

今回の記事でこのブログ「勇敢なる有閑なる優な感じの自由刊行。続」が300回を迎えます。 100回より200回より300回を節目としたのは、まあ正直前の時は忘れていたからですが、ちょっとやそっとでは達成できなかったことを実感できたからです。そりゃ毎日書け…

5年経つ 田舎暮らしは ここからだ

今週のお題「575」 飯高町に定住するようになって、この6月で5年が経ちました。当初はとりあえず小規模農家を目指しながら、何かやって生きていこうというあってないような夢を掲げ、とにかく日々新鮮に学んで、壁に突き当たりながらも何でもつかんでいき、…

いまさらトランプ遊びにはまる子供たち

告白というほどでもありませんが、私は小さな頃トランプが友達でした。ボールや画材であったら人生変わっていたような気がしますが、本とトランプであったことが事実で、まあそれはそれで誇れるほど自分らしいと思っています。 トランプはおばあちゃんたちと…

プレイリストは過去から未来への引っ掛け針

今週のお題「わたしのプレイリスト」 トランペットを吹かなくなってしばらく経ちます。 理由は単純で、毎週行われていた公民館での練習が中止になっているからです。 金管アンサンブルなので、楽器の音出口にフタはできません。 吹かずには練習ができないの…

メンタルの整理をしてもらいました

同時期に起業家養成講座を受けていた友達が、この春から新しい仕事を始めました。 「メンタルファシリテーション」というこれまた聞き慣れない切り口で、何をするのか詳しくわかるツールもないのですが、元々人の話を聞いて光を当てることに長けている人です…

スーパームーンの力を信じて

気温が不安定で低気圧な状態が続くと一気にパワーが下がります。 先日もそこそこはりきって山登りに出かけたのですが、なんだか力が続かなくて、途中で撤退。まあ子供たちにも引換した方がよかった行程だったし、木苺を存分に集められて満足な山行きではあり…

広告配信のあれやこれやと夏休み

じめじめしとしとぴっちゃぴちゃと梅雨入りしてしまい、しかも長梅雨だそうですね。自粛の合間を縫って出かけようともくろむ人々を戒めるかのようなこの気候。よくできているのか、ちょっと厳し過ぎるのか。簡単に言えばやる気なくしますよね。 今週のお題「…

呼吸する卵でお料理体験

ゲストハウスである前に自然養鶏学習農園である亀成園は、平たく言えば卵屋さんです。100羽未満の零細養鶏家なので、卵だけで生計を立てていくことは到底叶わないながら、一番の広告塔は元気な鶏の力強い卵であることは確かです。 →自然養鶏学習農園の亀成園…

憧れの山ガールズ

夕暮れにゲストハウスから灯りが漏れている様がとても好きです。少し前に到着されたお客様がすっかり寛いで、部屋で夕餉を囲みながら談笑される雰囲気が漏れ出ているのがとても好きです。 この時のお客様は次の日朝早くに登山を予定されているベテラン山ガー…

四児のデメリット!

子供の数は多いほうが楽しそうだと根拠なく信じていた甲斐あって、現在元気いっぱいの一男三女に囲まれて楽しく過ごしているのはありがたいことです。子供は四人以上と大した根拠もなく決めて、素直に実行する流れに乗ってくれた過去の自分を心から褒め称え…

基本的なビジネスの流れに乗りたいもん!

今週のお題「おうち時間2021」 GWは茶畑持ちにとっては一番忙しい季節です。田んぼ持ちも一番がんばる時期ですが、亀成園の田植えはまだまだ先なので、今は茶畑が優先です。 でも今年はこの時期らしくなく雨が多いので、外から内に入ることがあります。 ス…

令和の英語授業参観

少し前になりますが、子供たちが進級・進学してから最初の授業参観が滞りなく行われました。4月の保護者ノルマをこなした感が大きくてほっとします。 去年から保育園は参観もなくなり、園に出向くことも激減しましたが、小・中学校は小規模を活かして、開校…

五月人形の勇ましさをどう考えるか

すっかり新緑眩しい季節になりました。 大きな鯉のぼりがはためくのを憧れを持って見つめる毎日です。うちにも息子がいるので鯉のぼりを堂々上げたい気持ちもありますが、生まれた時に購入したのは皐月人形でした。鯉のぼりを飾るには土地が要り、穴掘りのユ…

誰だってきれいな場所でリラックスしていいよ

お題「わたしの癒やし」 一年で一番好きな月は五月です。 一番苦手な季節が四月なので、結果として春が好きにはならず 一番好きな季節は秋なのですが 五月はなんだか特別に、ついてることが多いイメージです。 思い込みの力はとてもとても大きいので、根拠の…

4月の子供は荒れ模様

子供の喧嘩とアナログゲームを混ぜこぜての話。 新学期が始まって2週間経ったある日。息子が学校で放課後喧嘩してカッカと帰ってきました。 本当に小規模校なので、ちょっと突けば事情は筒抜けです。ボール遊びのゲームで負けた責任を一人のチームメイトに押…

どうして三重でワ―ケーション?

三重でワ―ケーションをして、あわよくば農村仲間になってくれる人は一体どんな人なのでしょうか。…会いたい人が来てくれる。亀成園はそんな場所になっていかなくっちゃ。

SAKURA プロデュース夢想

今週のお題「下書き供養」 誰も見てないとは思うけど、見てほしい気もする話を恥を忍んで、がテーマです。 【桜って罪】 花に浮かれる気はあるものの、桜の季節を素直に喜べない気持ちを永年抱えてきました。咲く前からそわそわして、咲いてからは各地の花を…